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色彩検定1級2次の勉強で必ず押さえておきたいポイント(練習問題と解説付き)

2018年12月02日    更新日:

◆色彩検定1級2次の勉強で必ず押さえておきたいポイント(練習問題と解説付き)

2018年12月1日、【色彩検定1級2次合格講座】の2日目が無事終了しました!

色彩検定1級2次試験まであと2週間!最後の総仕上げとして、オリジナルの模擬試験を、本番と同じ90分で実施!皆さん、真剣!!

書く音とハサミを使う音しかしない、このシーンとした緊張感!実はこの体験がものすごく大事です。

色彩検定1級2次は、配色カードが配られて、そのカードを切って貼って提出するという実技試験なので、通常の筆記のみではないので、他の人の様子が気になってしまうのです。

「え~~!あの人もうカードを切り始めた!私はまだ問題を解いているのに(^_^;)」

というように、まわりの様子が察知できてしまうので、変な焦りが出たりするのです。

焦ると、慌ててケアレスミスを誘発するので危険!!色彩検定1級2次は、ちょっとした読み間違いだけでも正解が導き出せなくなるので、ケアレスミスは確実になくしたいところ!

ですので、今日の模擬試験は、「本番で変に緊張しないように!」という予行練習!大事なシュミレーションの機会なのです(^^)

ま、あえて本番よりも難しく&問題量も多くしてあるので~(本番が楽になるように!)受講生の皆さん、模擬試験が終わったら、だいぶ放心していらっしゃいましたが(笑)

でも、その後の解説をしっかり聞いて、自分のウィークポイントを確認できて、あらたにやる気が出てきた様子でした☆

色彩検定1級2次講座の1日目の最初に、「2次の勉強って何から手を付けたらいいかわからない(泣)」という状態とは全く違う!

「何を勉強したらいいかはわかった。後はやるだけ!」という状態になったので、顔つきがあきらかに違いました。ぜひ、ラストスパート!がんばってほしいです☆

*こちらは、マンセルシステムの色感問題の勉強法をレクチャーしているところです!

さて、今回はそんな色彩検定1級2次講座の中でもお話している、ストレート合格するための!「色彩検定1級2次の勉強のポイント」を一部シェアさせていただきます。

色彩検定の実技試験まであと2週間!でも間に合う勉強法!ぜひご活用くださいね♪

【色彩検定1級2次の勉強で必ず押さえておきたいポイント(練習問題と解説付き)】

【1】色彩検定1級2次試験は、色彩検定の集大成!だからこの勉強が必須です!

【2】「PCCS」の意味、わかりますか?わからない人は危険信号かも?(笑)

【3】色彩検定1級2次試験の練習問題にTRY!! (解答・解説付き)

【4】色彩検定1級2次の勉強法~まとめ

色彩検定1級2次の勉強で押さえておきたいポイント(練習問題と解説付き)

【1】色彩検定1級2次試験は、色彩検定の集大成!だからこの勉強が必須です!

「色彩検定1級から受験することってできますか?」という質問をよくされます。

答えは、「YES!」です。

どの級から受験してもOKとされているので、1級から受験することも可能です。

ただし、1級の試験問題には、色彩検定3級、2級の内容は必ず出ますし、そもそも3級、2級の内容がわからないと1級のテキストが読み解けません。

色彩検定1級だけが独立した内容になっているのではなく、3級、2級からの積み上げ方式の試験だからです。

でも、ときどきこんな方がいらっしゃいます。

◆色彩検定3級、2級の公式テキスト(色彩検定を主催している協会が発行しているもの)を買わずに、市販の参考書や問題集で勉強して、3級、2級に合格できた。

◆色彩検定1級テキストだけ勉強して、1次試験に合格できた。

素晴らしい!独学で合格されたというのは、努力の結果ですから、さすがだと思います!がんばられましたよね(^^)

ただ、どうしても独学だと、色彩検定についての情報が少ないので、1級2次試験の勉強をしようと思ったときに、「困った…勉強法がどこにも書いていない…」と悩んでしまうパターンが多いようです。

そうなんです、色彩検定1級2次用のテキストというものは存在しないのです。

では、そんな2次試験をどう勉強したらよいかというと?

実は、色彩検定3級、2級の総復習から始めてほしいのです。

2次は配色実技試験ですが、さまざまな配色ルールは1級のテキストではなく、3級、2級のテキストに全てまとめられています。(1級では新しい配色ルールは出てきません)

ですので、まずは「色彩検定3級、2級の公式テキストを見直して、配色の復習からスタートさせる」これが一番大事です。

色彩検定1級2次試験は、色彩検定の集大成!ですからね。基礎の復習が必須なのです☆

では、まず何の復習したらよいかというと?

【2】「PCCS」の意味、わかりますか?わからない人は危険信号かも?(笑)

色彩検定3級、2級の復習ポイントで必須なのが、「PCCS」です。

さあ、あなたは、「PCCS」の意味を覚えていますか?覚えていない人は…危険!!かも?(笑)

「PCCS」とは、「日本色研配色体系」Practical Color Co-ordinate Systemの略で、財団法人日本色彩研究所によって開発された色彩体系です。

「Practical」とは、「実用的」という意味。つまり、実用的な、配色をするのに適した色を表すシステム」ということです。

日本の色彩教育では欠かせないシステムで、この色彩検定でも採用されています(^^)

う~ん、ここまで説明できたら、カラーの講師になれるかも♪ 私は色彩講師歴20年以上になりますが、駆け出しの20代の頃、この説明ができるように練習しました~(Practicalのスペルをスラスラと黒板に書けるように!笑)

あ、それはさておき!

ですので、このPCCSがわからないと色彩検定1級2次の配色実技問題が解けませんから、かならず復習をしておきましょう!

では、基本中の基本となりますが、PCCSの練習問題をやってみましょう!

【3】色彩検定1級2次試験の練習問題にTRY!! (解答・解説付き)

◆下記の問題の〔A〕~〔J〕に入る数字や言葉は何でしょうか?

❶ PCCSの色相環は、〔A〕色相ある。

❷ PCCS色相環で、色相番号5番は〔B〕である。

❸ PCCS色相環で、色相番号20番は〔C〕である。

❹ PCCS色相環で、黄みの赤は、色相番号〔D〕である。

❺ PCCS色相環で、青は、色相番号〔E〕である。

❻ PCCSトーンで、高明度で低彩度のトーンは〔F〕トーンである。

❼ PCCSトーンで、浅いイメージのトーンは〔G〕トーンである。

❽ 明清色調のトーンは、〔H〕トーン、〔I〕トーン、〔J〕トーンである。

さて、全部で10問ありました。解答できましたか?自信を持って解けましたか?

◆では、解答と解説をしていきましょう☆

❶〔A〕の答えは、24色相です。PCCSは、24の色相から成り立っているシステムですのでしっかり覚えておきましょう。

色彩検定2級で出てきたマンセルシステムとは色相環の色相の数が違いますので要注意です!

❷〔B〕の答えは、「橙」で、❸〔C〕の答えは、「青紫」です。マンセルシステムでは、「橙」ではなく「黄赤」という名称になります。このあたりも違いになるので注意して確認しておいてくださいね。

❹〔D〕の答えは、色相番号3番です。そして、❺〔E〕の答えは…実はこれ、いじわる問題です~答えが1つではなく2つあります。

PCCSの「青」は、2つあるのです。色相番号17番と18番が正解です。こういう微妙な違いもしっかり確認しておく必要がありますよ!

❻〔F〕の答えは、ペールトーンです。PCCSは、「Hue:ヒュー」と呼ぶ色相と、明度と彩度をまとめた「Tone:トーン」の二つの属性で色を整理し、表示するのが特徴でもあります。

このトーンの考え方があるから、配色がしやすいシステムなのです。ですので、このトーンに関してもしっかり確認しておきましょう。

トーンを見て、どんな明度なのか?(高・中・低明度のどれか?)、どんな彩度なのか?(高・中・低彩度のどれか?)がわかるようにしてくださいね。

❼〔G〕の答えは、ライトトーンです。こんなふうにトーンのイメージを問われることもあるので要チェックです。

❽また、〔H〕〔I〕〔J〕は、順不同の解答になりますが、ペール、ライト、ブライト、というトーン名が入ります。色調に関しても具体的に該当するトーンを問われることが多いので、しっかり復習しておきましょう。

以上が、PCCSに関する問題の解答と解説になります。何問正解できましたか?

パーフェクトで正解された方!おめでとうございます\(^o^)/この調子でがんばってください!

「ちょっと間違えた~~泣」という方、今、この問題を解いただけではなく、必ずご自身で色彩検定3級、2級のテキストを見返して、しっかり確認しておいてくださいね!まだ試験まで時間がありますから、間に合います!!

このPCCSが理解できていないと、実技試験で出題される配色問題が解けませんので、がんばってください(^^)/

◆色彩検定3級、2級の勉強法を書いた記事も1級2次の勉強に役立つので、「色彩検定3級・2級の勉強法~試験一週間前にこれだけはやってほしい合格の秘訣!」も合わせてお読みください☆

【4】色彩検定1級2次の勉強法~まとめ

色彩検定1級2次の勉強で押さえておきたいポイントをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

まず、色彩検定1級2次は、色彩検定の集大成になりますので、色彩検定3級、2級のテキストを確認するのは必須です。

復習をしっかりすることで、実技の複雑な配色問題が解けるようになります。

特に、配色をするときに必要な、PCCS(日本色研配色体系)については、色相環、色相番号、トーンについて、細かい数値などもよく確認しておきましょう。

色相番号を1つ間違えただけで!間違えてトーンマップの隣にあるトーンを選んだだけで、配色問題に正しく解答できなくなりますので、要注意です。

ぜひ、今回の記事の練習問題も活用して、しっかり頭に叩き込んでくださいね☆(あ、スパルタ発言しちゃったかも??でも、ホント、大事なのでぜひ~)

色彩検定1級は全国の合格率30%の難関ですが!やはり取得したら「色彩資格の最上級」ですし、「カラーコーディネーターの称号」ももらえて、文部科学省お墨付きのカラーコーディネーターとして活躍できます!

ぜひぜひがんばってください☆応援しています(^^)/

◆先日終了した、色彩検定1級2次講座の受講者の声をご紹介します!

◆企業の研修担当 野村文子さま 

試験対策のみならず、実際の現場で活用するため、自信を持って教えられるように講座を受講しました。配色カードを使っての演習、色感(色を見分ける力)をつける演習、色の歴史(色彩検定1級1次)などが役に立ちました。

「何を勉強したらいいのか?」のやるべきことが明確になったことがよかったです!

◆デザイン関係 南貴盛さま 

色彩検定1級2次の受験勉強と、それを行っている人たちの姿勢などを知りたくて受講しました。プロのコツ、色彩の設計、配色に必要なテクニックなど色彩検定1級についてより理解を深められてよかったです。

*こちらは、パートナー講師の谷口明美先生です☆

◆インテリア関係 Mさま 

実際の試験問題を、色相やトーンに分解して1つずつ解いていく方法を体感できたこと、自分の苦手なところや課題を見つけられたことがよかったです。

◆富山県より Mさま 

色彩検定1級2次はいろいろな情報が多すぎて(何につけても)独学はムリだと判断して受講しました。どこから手を付けて、どう判断して、どう回答するかの流れがわかってよかったです。

具体的には、色彩検定2級は飛ばして学習していたので、色彩分布図など、かなり理解していないところがありました。1級2次に出る、3級、2級のポイントを教えてもらえたことがありがたかったです。

◆パーソナルカラーリスト Uさま(色彩検定1級2次リベンジ) 

独学の時は何が重要なのかわからず、勉強していても集中できなかった(でるかな~?とか)ですが、今回は講座で教えてもらったことをとにかく復習したいと思います。独学だとあやふやなまま終わることも多いので、正解がわかったことがよかったです!

◆企業でのカラープランニング職 Hさま(色彩検定1級2次リベンジ) 

模擬試験を本番さながらにやることができて、どこに時間がかかるか、苦手かがわかりました。3級、2級の勉強も必要だと知りました。3級、2級は受験していないので、テキストを買おうと思います。

独学ではどこにポイントを絞れたよいのか全くわからなかったので、今回の講座でポイントがつかめました。

たくさんのご感想、ありがとうございました!!

2日間の【色彩検定1級2次合格講座】で、1日目にしっかりポイントをつかまれて、2日目には、格段に配色が早く適確にできるようになっていて、パートナー講師の明美先生と一緒に「こんなに一気に変わるとはビックリ!!」というほどの吸収力でした!素晴らしい!

模擬試験もいい感じで仕上がっていたので、本番も必ずうまくいくと思います。全力でがんばってください(^^)/

年末に、打ち上げにいきましょうね~~☆美味しいお酒が飲めそうです♪

◆色彩検定3級・2級・1級独学のための対策講座も開催中!詳細は【色彩検定対策講座】でご覧ください☆

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