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色彩検定1級2次に合格する勉強法(練習問題と解説付き)

2017年12月01日    更新日:

◆色彩検定1級2次に合格する勉強法(練習問題と解説付き)

カラースクールIn-Living-color主宰の三浦まゆみです。

色彩検定1級2次試験が近づいてきましたね!今回は、「色彩検定1級2次試験に欠かせない勉強法とは?」の記事です。これから12月の検定に向けてラストスパートをかける皆さん、応援してますよ~(^^)このような内容です。

色彩検定1級2次試験に欠かせない勉強法とは?

【1】練習問題を解くときの3つのポイント

【2】本番の疑似体験をすることが合格への近道

【3】色彩検定1級2次の実技練習問題を解いてみよう!

【4】色彩検定1級2次実技練習問題の解説

【5】まとめ

【1】練習問題を解くときの3つのポイント

In-Living-colorでも先日、【色彩検定1級2次合格講座】を開催しました。2日間講座の2日目の総仕上げは、模擬試験。これで、本番さながらのシュミレーションをすることが合格の秘訣です。

そう、色彩検定1級2次試験に欠かせない勉強法とは、「とにかくたくさんの練習問題を解くこと」です。やっぱり自分が学んだ知識が本当に身に付いているかどうかはアウトプットしてみないとわからないので、まずはたくさん問題を解くことが大切です。

そんなの当たり前ですって?いやいや、ここから先にもまだポイントがあります。練習問題を解くときにも、「本番さながらのシュミレーションをする」意識を持つことが大切です。具体的なポイントは3つです。

①時間を計って集中して問題を解く

さらに、1度目に解いた時間と2度目に解いた時間を比べて、スピードが上がったかも確認すること。決して、お菓子を食べながら、テレビを見ながら、なんとなくで問題を解かないでくださいね(笑)。これではせっかく勉強しても身になりません。

②きれいにカラーカードが貼れているか確認する

色彩検定1級2次試験はマークシート問題ではありません。人が採点しますからきれいな方が好印象です!あまりにも枠より小さい、あるいは大きく切ってしまったカラーカードをそのまま貼って提出しないでくださいね。あ、のりもしっか貼らないと、途中で剥がれてしまったらアウトですから、練習中から気を付けましょう。

③ケアレスミスをチェックする

ゆっくり解けば間違わないのに、時間を計って慌てて解いたばかりにケアレスミス連発!ということは多々あります。よくよく見直してくださいね。トーン記号の書き間違い、カラーカードの張り間違い、カラーカードを貼る並び順を間違える、記述の漢字が間違っている、選択肢から選ぶように指示されているのに自分で自由に考えてしまった、などなど、ミスポイントはいろいろあるので、よくよく確認してください!

このように、色彩検定1級2次試験に合格するには、まずは練習問題をたくさん解くことが大切です。少なくとも過去問題3年分は購入して解いてみてください。さらに、ただ解くのではなく「解き方」と「解いた後」も重要ですので、やりっぱなしにしないように気を付けてくださいね。

【2】本番の疑似体験をすることが合格への近道

そして、練習問題を解くだけではなく、さらに、下記もできるとなおベストです。

他の人と比較して、自分の理解度をチェックする

もし、一緒に試験を受ける仲間がいたら、一緒に「同じ練習問題」を「同じ時間」で解く体験をしてみてください。そうすると、自分のペースが早いのか遅いのか、他の人と比べて正解率がどうか、同じ問題で間違えるのか間違えないのか、など、みんなが間違いやすいポイントや自分の癖を知ることができます。

3つのポイントは自分ひとりでもできますが、最後の「他の人と比較して自分の理解度をチェックする」はお仲間がいないとできないことです。でも、これが意外に大事なポイントなんです。

いつもは1人で勉強していて、当日いざ試験会場に行ったら、周りにたくさん人がいるのがプレッシャーで平常心が保てずに…「他の人のハサミの音が気になって問題を集中して解けなかった」「みんながすごく早く解いている気がして、焦っていつもしない凡ミスをしてしまった。」「とにかく気持ちが落ち着かなくてハサミを持つ手が震えた」といった体験談は生徒さんからたくさん聞いています。

そういう私も自分が20数年前に色彩検定1級2次試験を受けたとき、うっかり風邪をひいて熱を出しながら試験会場に行き、試験終了5分前にカラーカードの貼り間違いに気が付き、冷や汗をかきながら必死で貼り直して提出した記憶があります(^▽^;)なんとか合格したからよかったですが、いや~あの時は焦りました。

そんな理由があって、やっぱり色彩検定1級2次の対策としては、本番の疑似体験をするのが一番だと思っているのです。ですので、練習問題をたくさん解いたり、模擬試験を受けることは必須なのです。

In-Living-colorの模擬試験は真剣勝負!本番の試験よりも難しめの問題を用意しているのでここでしっかり間違っておけば(笑)本番では間違えないシステムです(^_-)-☆

生徒さんから「先生、スパルタですよ!!」と笑いながら言われることもありますが、人間って最初からできてしまうと記憶に残りませんが、一度間違えると悔しいので「もう二度と間違えない!!」と気合いが入りますよね?そこを狙って、模擬試験問題はひねった問題が満載なのです。

でも、講座が終わったときには「検定講座とは思えない笑顔ですね!」と、参加者さんご自身がおっしゃっているほどいい笑顔に。講座を受けると「試験までにやるべきこと。合格に必要な勉強方法」が明確になるので、驚くほどスッキリするようです(^^)

◆参加者の感想はこちら

◆山口県より 石丸智江さま 

*受講のきっかけは?

色彩検定1級2次試験がまったく未知の世界であったため、何をどう勉強したらよいのかわからなかったため、指針となるものが必要だったので受講しました。

*講座で学べて印象に残ったことは?

①カラーカードの使い方(カラーカードの持ち方、選び方)切り貼りするのにどの程度の雑(!?)でもよいかの許容範囲がわかったこと。

②どの分野を重点的に勉強したらよいのかわかった、1次は2、3級のテキストがなくてもよかったが、2、3級の復習も必要だと感じました、慣用色名、大事ですね。

③2次試験の様子がわかったこと、自分の周囲に色彩を勉強している人がゼロのため、先生や仲間ができたことでモチベーションのアップになりました。

*受講してよかったことや感想は?

短期集中型の形であるため、遠方でも参加しやすかったし、1次試験終了すぐの日程のため、2次試験まで時間があるため、充分な対策ができるのがよかったです。カラーカードを使って勉強するのが楽しくなりました。試験対策の勉強が楽しんでやれそうです。

◆パーソナルカラーリスト 和田美奈子さま

*受講のきっかけは?

1級2次の合格ポイント、コツを習得したくて!効果的な勉強方法を知りたくて受講しました。

*講座で学べて印象に残ったことは?

①実技があるので実際に切り貼り、カラーカードに慣れること → やり方、慣れ方(!?)がよくわかった。

②3級、2級、1級1次とすべて網羅するので、大つかみでの総復習ができた!これは大事ですね!!

③模擬試験で→改善点がわかり自信がついた!間違えたところは絶対忘れない!

*受講してよかったことや感想は?

ひとりでの学習では行き詰まるところがグループの講座で楽しくできました。まゆみ先生、明美先生の楽しく、背中をグッと押してくださるご指導。2次、やれる気がする~~~!!ありがとうございました!

うんうん、楽しくなくちゃ、勉強する気にならないですよね!学ぶ面白さ、理解できるようになる楽しさ、色を使いこなせるようになる実感。これがモチベーションの源です!色彩検定1級は1年に一度しか試験がないのでぜひストレート合格目指してがんばってください\(^o^)/

【3】色彩検定1級2次の実技練習問題を解いてみよう!

それでは今回は、これから試験を受ける皆さんのために練習問題を解説付きでお届けします(^^)3問ありますので、解いてみてくださいね。

◆色彩検定1級2次試験 練習問題にTRY!!

【問題】 各条件に合うカラーカードを指定の枠内に貼り、使用したカラーカードの裏に書かれている記号を(   )内に記入しましょう。ただし、PI、BR、offN、FLの色は使用しないこと。

(1)減法混色のうち、暖色の色相のみを使った、中彩度のトーンオントーン配色

(2)色相橙の補色の色相を含んだドミナントトーン配色

(3)高明度で低彩度のトーンで、中性色のみを使ったダイアード

実際に解くときには、3問解くのに配色カードを貼る時間も入れてまずは15分でやってみましょう。2回目はもう少し時間を短くしてTRYしてみてくださいね。配色条件が3つ以上絡んでいるので、これは難易度「中」の問題です。

【4】色彩検定1級2次実技練習問題の解説

(1)減法混色のうち、暖色の色相のみを使った、中彩度のトーンオントーン配色

◇解答例  lt8+ dk8 (貼る場所は右左順不同)

◇解説

まず、減法混色の三原色の色相は、8、16、24です。そのうち、暖色の範囲(色相番号1~8)に該当するのは、8しかありませんので、色相が決定します。

さらに、中彩度に該当するトーンは、lt+、sf、d、dkトーンです。このトーンを使ったトーンオントーン配色にします。トーンオントーン配色は同系色の濃淡配色で、配色条件が同一~類似色相で明度差を大きく取るということなので、それに合うものを解答例としました。

他にもlt+とdなどの配色でも間違いではありませんが、試験なので一番間違いのない配色をつくるとすれば、より明度差が大きいlt+とdkの配色にしておくと王道の解答になります。

(2)色相橙の補色の色相を含んだドミナントトーン配色


◇解答例  v17 v10 v22
 (貼る場所は順不同)

◇解説

まず、色相橙は、色相番号5です。この補色は、PCCSの色相環は24色相なので、その半分の色相差12の色相を選びます。5の補色は17です。この時点で奇数の色相番号の配色カードはvトーンしかないので、v17が確定します。

さらに、ドミナントトーンというのは「トーンで支配する」という意味で、同一、類似トーンで配色します(色相は自由に選べる)。解答例では、同一トーンのv10とv22を選びました。

他にもvとbとの組み合わせなども類似トーンの範囲なので正解になりますが、やはり王道の配色にするとすれば、同一トーンでvトーン同士を選んでおくとよりベストです。

(3)高明度で低彩度のトーンで、中性色のみを使ったダイアード


◇解答例  p10+ p22+ または、p12+ p24+
(貼る場所は右左順不同)

◇解説

高明度で低彩度のトーンはpトーンです。さらに、中性色の範囲は、色相番号9~12と20~24です。この色相の中からダイアード(補色)を選ぶので、10と22の配色か12と24の配色が正解となります。奇数の色相は配色カードではvトーンしかないので使えません。

配色問題は、複数の条件を満たす色を選ぶ問題が出題されます。1つ1つの条件をしっかり確認し、ケアレスミスのないように解答していきましょう。

【5】まとめ

今回は、色彩検定1級2次試験の対策で欠かせない勉強法について書きました。試験が近くなって来たら自分の理解度を確認するためにたくさん練習問題(過去問題でもOK)を解きましょう。そして、解くときには時間を計り、解いた後はカラーカードがきれいに貼れているか、ケアレスミスがないかもしっかり確認してください。

さらに、他の人と比較できる環境であれば、一緒に問題を解く機会があると本番の疑似体験ができます。スクールの模擬試験などを活用するのも有効です。過去の受験者のほとんどが「実技試験の本番は思った以上に緊張した!」という感想を言っているので、準備はしっかりしておくことに越したことはありません。

最後に、色彩検定1級2次実技の練習問題を解かれたかと思いますが、複数の条件を全て満たす解答ができるように、1つ1つチェックしながら慎重に解き進めましょう。

自分なりの解釈(うろ覚えの状態)で配色すると間違えやすいので、暖色、寒色の範囲、各配色のルールなど、再度色彩検定3級2級のテキストの内容を確認することが大切です。必ず自己流でアレンジせずに、誰が見ても正解!という王道の配色をつくりましょう!

以上のポイントをしっかり確認して、ぜひ、準備を万全にして色彩検定1級2次試験に臨んでください。あなたが実力を存分に発揮できるように応援しています(^^)/

◆色彩検定3級・2級・1級独学のための対策講座も開催中!詳細は【色彩検定対策講座】でご覧ください☆

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