パーソナルカラー診断に迷う大きな原因とは?12のポイント
2025年06月24日 ◆パーソナルカラー診断に迷う大きな原因とは?12のポイント カラーコンサルタントの三浦まゆみです。 【パーソナルカラープロ養成講座】【星座カラーセラピー講座】【カラーリストのための集客講座】【色彩検定3級2級1級対策講座】などを開催しています! 私が主催する3分で診断できる技術が2日間で身に付く【パーソナルカラープロ養成講座】には、カラーの初心者さんも来ますが、実は半分くらいが現役カラーリストさんです(写真は2025年6月開催の講座の様子)。 「他のパーソナルカラースクールで学んだけれど診断にまだ自信がないんです…」という方もいれば、「診断はしているけれど、今イチ理論的に説明できないので、まゆみ先生の色素チェックを学べば自分でも納得できそうな気がして…」など。 パーソナルカラー診断のお悩みを解消するために受講される方が多いです^^ そんなパーソナルカラーリストさんたちの声を聞いていたら、細かな色素(肌、髪、眼の色や質感)の分析をしたり、ドレープでの細かな顔色の変化を見極めるための事前段階で、つまづいている方が多いことに気が付きました! ということで今回は、【パーソナルカラー診断に迷う大きな原因とは?12のチェックポイント】というテーマで解説していきます。 もしかしたら、ちょっとした勘違いや他のカラースクールの先生がおっしゃった一言に捉われすぎて、本来迷わなくていいところで迷っている可能性があります! 気になる方は12のチェックポイントを確認してみてくださいね♪ ◆パーソナルカラーの基本が知りたい方は先にこちらをどうぞ! そもそも最初から薄暗いところでやっていると、顔色の変化が見えにくいです。 うちも品川にサロンがあるのですが一軒家で天井が高いので照明が高いところからあたっています。 昼間は太陽の光が入るのでよいのですが夕方になると急に薄暗くなってきて、一応見えることは見えるのでそのまま続行することもあるのですが。 スタンドの照明をつけたとたんに「あれ!見やすい!!」となったので、そこから面倒くさがらずに(笑)ちゃんと照明をつけています^^光量、大事です!! 「太陽光を使った方がいい!」とどこかで教えてもらったばかりに、自然光にこだわってしまって薄暗いケースもあります。 部屋の照明(蛍光灯やLED)でもちゃんと診断できるので大丈夫です! 私は保険の営業マンさん向けのセミナーを頼まれて夜の会議室で診断したこともあります♪(余裕でできましたよ~) これ、けっこうあるあるで、窓がお客様の横にあると、顔半々で光のあたり方が違うんです(笑) 診断中は気づかないかもしれませんが、お客様の写真を撮ったときに「あ!!おかしい(泣)」となるので、注意してくださいね! これは、光量不足と共に、かなり誤診につながる可能性が大きい問題です。 いわゆる電球色という黄色っぽい光は、肌を黄みっぽくみせてしまうので正しい診断ができません。下手すると全員イエベになってしまう(笑) 特に出張診断でお客様のご自宅で診断するとき、カフェや美容室で診断するときは照明の確認は必須です! 電球色を使っている場所で診断する場合は、無色透明の光のライトを持ち込みましょう☆ これもけっこうありがちです! うちのパーソナルカラープロ養成講座では、卒業後に2名のモデルを診断したら、写真と色素チェック結果を送ってもらって私が診断が合っているかどうかの確認をするのですが(zoomでアドバイス30分が特典でついています^^)。 写真を拝見すると、お客様の後ろにたくさんモノが映っている(;^_^A 家具ならまだよいのですが、お子さんの荷物とかキッチンのあれこれとか観葉植物とか。 お客様を診断するときには、鏡の中によけいな色モノが映りこむとそっちに目が奪われて似合う色の判断を邪魔することがあります。ですので、なるべく白い壁を背景にして診断しましょう! 診断しているカラーリストがお客様の横に立っているときに、自分の影がお客様に入ってしまって、顔色の変化が見にくくなっているケースもけっこうあります。 だいたい、お客様に近づき過ぎなことを多いので、立ち位置を一度チェックしてみましょう。 「お顔に影が入りますね~」なんて言ったら、自分の影だった!!(;・∀・)となると問題ですよね!! これ、私もやったことがあります! 私が独立した当初(11年前くらいかな)、カラーリストとしてブランディングしたかったのと、鮮やかな色を着たいブーム(自分の中で!)があって、オレンジのワンピースを着ていたんですよね。 それでパーソナルカラー診断をしようとお客様の横にドレープを持って立ったら、「ん??」と。なんか、お客様の顔が半分うっすらオレンジっぽいんですよね…「ヤバ!!私の洋服の色が映ってる(^^;)」と思って、慌ててお客様から離れて診断しました。 鮮やかな色を着ているときは、注意が必要です! ドレーピングの際には、白いケープをかけていますか?これがないと、お客様の洋服の影響を受けて診断に迷う、もしくは誤診しちゃいますので気をつけましょう。 あと、よくあるのがお客様の襟が白いケープから飛び出したまま診断しているパターン。 シャツの襟がちょこっと覗いていたり、タートルネックやハイネックが出ていることも。これ、けっこう診断の邪魔になるので、見えないようにしっかり隠してください。 色って、意外に繊細なもので、色と色の間に(この場合、顔とドレープの間)細く白が入るだけで、全然見え方が変わるんですよ。 わかっていて診断しているならまだよいのですが、気にせず診断していると初心者は絶対に襟の色に引っ張られて間違った診断をします。 ですので、細かなところも注意してくださいね^^ スクールによっては、黒いケープを使っているところもありますが、これも注意が必要です。襟まわりに黒のケープが少し見えることで、やっぱり似合う色の見極めが難しくなります。 「そうなのかな?」と思う方は、黒のケープをつけてドレープをあてているお客様の写真を撮ってみて、そのまま見たときと、指で黒のケープを隠したときとを見比べてみてください。顔とドレープのバランスが変わるはずです。 もし黒いケープを使っている方は、顔とドレープのなじみ感を見るときに、黒が影響しているかも、と思いながらチェックしてください。ちゃんと意識しておくことが大事です☆ 鏡が小さすぎると、やっぱり見づらいです。うちのスクールでは、卓上の鏡を使っているのですが(バストアップが映れば、姿見ではなく卓上の鏡でもOKです^^)。 最初使っていたものが縦35cm、横が25cmくらいの鏡だったのですが、外でセミナーをするのにもう1つ必要になって、たまたま同じ大きさがなくてひとまわり大きい鏡を買ったら「あれ?大きい方が見やすいね!」となりました。 元々そんなに小さな鏡ではなかったのに、そんな体験をしましたので、小さい鏡だと絶対に見にくいです!! カラーリスト初心者の方からよくお聞きするのが「まだそこまで本格的にできないから、安いドレープを買ったら、ペラペラで小さくて…これって見にくいでしょうか?」と。 う~ん、安いからダメとは言いませんが、ペラペラだと下の色が透けて見える可能性があるのと、小さいとやっぱり見にくいのは確かです。 少なくとも高さは胸下から首までは隠れるもの、横も両肩がしっかり隠れるくらいの大きさのドレープを選びましょう。 こう言ってはナンですが、診断経験が豊富であれば、少々ドレープが変でも(笑)経験値で補って、ちゃんと診断できるんですよ。 私もカラー歴25年以上なので、多分どんなドレープでもそれなりに診断できます。 でも、カラー初心者さんだとまだ経験値が少ないので、それこそ「わかりやすいカラーツール」と「いい環境」で診断しないとよけい混乱しちゃいます…。 まだこれからスタートするしまだ稼げていないから安いツールで!という気持ちもわかりますが、ツールだけはいいものを選んだ方が、早くレベルアップしますので「先行投資」も大事です!! ◆インリビングカラーでもオリジナルのドレープを販売しているのですが、けっこうカラーリストさんが買い直す方が多いです。 診断がわかりやすいように色を組んでいるので、「ドレ―プを変えたら急に診断が楽になった!」というご感想をよくいただきます^^ これも、スクールで教えてもらうときに先生がどう教えたか?で変わると思うのですが、ドレープをパタパタと動かして色を比較するときの速度は、速すぎても遅すぎてもわかりにくいです(^_^;) 以前、男性で男性向けにパーソナルスタイリングを教えている方の講座を受講したことがあったのですが(男性のコーディネートを学びに^^)、ドレーピングの速度が高速だったんです(笑) シャッ、シャッ、とお客様の前でかなり素早く色を変えているのですが、逆に見にくい…というか、その速さの方に気を取られて顔を落ち着いて見れない(笑) ということで、「こんなに速くやらなくてもいいのでは…」と思った次第です(その男性のスタイリストさんはカラーはご専門じゃなかったので、特に何もお伝えはしませんでしたが)。 あと、逆にドレーピングに慣れていないカラーリストさんだと、ドレープを買える速さがゆ~っくりな場合もあります。 さらに、思い切って次の色がバンッと前面に見えるようにではなく、ちょろっと次の色が見える感じのドレープのめくり方だったりします。(伝わりますか?遠慮がちな感じです!) これはこれで顔色の変化がパッと見れないので、お客様もわかりにくいので、適度なスピード感が大事です^^ 今回は【 パーソナルカラー診断に迷う大きな原因とは?12のチェックポイント 】をお届けしましたが、いかがでしたか? パーソナルカラー診断って意外と繊細なもので、似合うか似合わないかを見極める目を養うことはもちろんなのですが、それ以前に診断環境を整えることもすごく大事なのです! この機会に、ぜひもう一度チェックしてみてくださいね! ◆インリビングカラーの【パーソナルカラープロ養成講座】対面クラスでは、講座の最後にモデルを1名お招きして三浦がパーソナルカラー診断の見本を1時間のダイジェスト版をお見せしています。 お客様にパーソナルカラーの説明をし、好きな色などのヒアリングをし、色素チェックをしてドレーピングして、最後の説明をしてお帰りいただくまでの流れが一通り、生で確認できます。 意外に他のスクールさんでは、受講生同士が診断をして講師がそれにアドバイスをするというスタイルが多いようですが、これだと「パーソナルカラー診断の正解」がわからないと思いませんか? ですので、うちのプロ養成講座では、私が全てドレーピングをして見本を見せます。 診断しやすい環境設営からドレープのさばき方まで、けっこう突っ込んだご質問にもお答えしているので「やり方がわかりました!これならできそう(^o^)」とワクワクしたお顔で帰られる受講生さんばかりです♪ ◆3分で診断できる技術が短期間で習得できる!【パーソナルカラープロ養成講座】の詳細はこちら! ◆この記事よりもさらに深いパーソナルカラー診断力&提案力アップのコツを知りたい方は、無料のメールマガジンもご覧ください♪ 他では聞けない、パーソナルカラー診断が難しいモデルの解説も配信中! 「他のは読まなくてもまゆみ先生のメルマガはつい読んじゃう!」「届くたびにノートにまとめて勉強しています!」「こんなノウハウ無料で教えちゃっていいんですか??」など嬉しいご感想をいただいています☆ ◆メルマガ登録は【パーソナルカラーのプロになる秘訣・登録フォーム】からどうぞ! ◆カラーコンサルタント 三浦まゆみ ◆文部科学省後援AFT色彩検定1級カラーコーディネーター カラースクール・インリビングカラー主宰。「ビジネスで通用するカラーのプロを育成」をテーマに、【パーソナルカラープロ養成講座】、【色彩検定3・2・1級対策講座】などを開催。 カラー業界経験20年以上。老舗のカラーコンサルティング会社に15年勤めた後に独立。パーソナルカラー診断数は6,000名以上、カラーのプロ育成数は300名を超える。 阪急百貨店、結婚相談所ツヴァイ、大手ガス会社などでのカラー研修やイベント開催、メイクアップ商品のマーケティングカラー戦略、マンションやクリニックなどの建築の塗装カラーアドバイスなど、多岐にわたる分野でカラーコンサルタントして活躍中。 ◇詳しいプロフィールはこちら ◆関連サイト
パーソナルカラー診断に迷う大きな原因とは?12のチェックポイント
【ドレーピングで注意するべきチェックポイント】
【1】照明が暗くないか?
【2】自然光にこだわりすぎて薄暗くないか?
【3】照明が横からあたっていて、顔の明るさが右半分と左半分で違わないか?
【4】照明の光が黄色くないか?
【5】お客様の後ろの背景に色モノを置いていないか?
【6】カラーリストの体で影になっていないか?
【7】カラーリストが着ている鮮やかな服がお客様の顔に反射していないか?
【8】洋服の色に影響されないように白いケープをかけているか?
【9】黒いケープは本来の見え方と変わるので注意!
【10】鏡が小さすぎて見えにくくないか?
【11】ドレープが小さすぎないか?
【12】ドレープを比較する速さが速すぎないか?遅すぎないか?
まとめ