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パーソナルカラー診断が難しいウインター・オータムタイプを正確に診断するコツとは?(2022年9月1日更新)

2022年09月01日

◆パーソナルカラー診断が難しいウインター・オータムタイプを正確に診断するコツとは?(2022年9月1日更新)

カラースクール・インリビングカラー主宰の三浦まゆみです。パーソナルカラープロ養成講座、色彩検定対策講座などを主催しています^^

以前開催した、【パーソナルカラー診断が難しいモデルを招いての診断勉強会】にいらしてくださったモデルさんが、その勉強会のタイトル通り、すご~く診断が難しい方でした。

インリビングカラーのパーソナルカラープロ養成講座の卒業生さんからの「ヘルプ!」で、急遽そのモデルさんをお招きすることになったのですが、そのときもらったメッセージがこちら。

「いま、診断した仲良しのお友達が、色素はサマーっぽいんですが、サマーが似合わない、、とっても難しい人なんですけど、勉強会のモデルさんで来てもらうことは可能でしょうか??

ドレープだとスプリングが一番合うのですが、 オータム、ウインターでも、色が暗くならなくて変化がそんなにないのです。。 お手上げです(^_^;)」

*一般の方でお顔出しNGなのですが、雰囲気だけでも!伝わりますか?

パーソナルカラーわかりにくいタイプ

このモデルさん、パーソナルカラー診断勉強会にいらしていただいて、診断したところ、一番似合うシーズンがウインター、二番目に似合うシーズンがオータム、ということで、この2つのシーズンの共通点は「暗さ」。つまり、暗い色ほど似合うタイプだったんです。

そう、このウインター・オータムの「暗さ」が似合うタイプというのは、パーソナルカラー診断が難しいことが多いのです。ある意味、カラーリスト泣かせ(^_^;) でも、似合う色がハマるとすっごく美しいし、他の人とは違う個性が出るので、私は憧れのタイプです♡

今回は、そんなパーソナルカラー診断が難しい「ウインター・オータム」タイプを正確に診断するコツを、ご紹介していきましょう!このような内容です。

パーソナルカラー診断が難しいウインター・オータムタイプを正確に診断するコツとは?

【1】タレントの色素でチェック!ウインター・オータムが似合う方の色素の傾向

ウインター・オータムの暗い色が似合うタレントさんといえば、後藤久美子さん、井上真央さん、宇多田ヒカルさんなど。パッと見ただけで存在感を感じさせるタイプですよね。私に言わせれば、「色素濃いよね~~!」という感じです^^

パーソナルカラー宇多田ヒカル井上真央後藤久美子

色素というのは、肌・眼・髪の色や質感のこと。この色素の傾向でパーソナルカラータイプが決まります。

例えば、スプリングの色が似合う人はスプリングの色素を持っているし、サマーの色が似合う人はサマーの色素を持っている。パーソナルカラーの決め手「色素」なんです。

◆色素についてもう少し詳しく知りたい方は、パーソナルカラータイプ別「色の特徴、肌・髪・眼の特徴、タレント」のまとめの記事をお読みくださいね!

では、ウインター・オータムのような暗さが似合う人の色素傾向はというと?

厚くてしっかりした肌、暗い瞳、髪のボリュームが多くてしっかりしている。というのが色素傾向の共通点です。後藤久美子さん、井上真央さん、宇多田ヒカルさんは3人とも、この要素をお持ちですよね。

こういう色素傾向の人なので、見た目の印象が存在感のある感じ。性格がどうであれ、どっしりと構えていて落ち着いているように見えます。だからこそ、ふわふわと軽やかな淡い色ではなく、ずっしりと重い暗い色が似合うのです。

【2】ウインター・オータムが似合う方のドレーピングでの色の見え方

このウインター・オータムが似合う方ドレーピングでの色の見え方の特徴は、とにかく「顔色が変わらないこと!」です。

暗い色が似合うタイプは、肌が厚いので、ドレーピングをしてもあまり顔色が変わりません。色の影響を受けにくいのです。ですので、顔色ばかりをジーッと見ても、似合う色がわからなくなるだけ。

そんな時は視点を変えて、引きの目線

◆その色がなじんで見えるか

◆顔とドレープの一体感があるか

◆顔とドレープが両方とも前に出ている感じか(色に負けていないか)

こんな観点で確認してみてください。

パーソナルカラー診断の様子

それから、こんなドレーピング時の色の見え方にも注意してください!

インリビングカラーで使っている32色の簡易診断用のドレープを当てると、パーソナルカラーの4シーズンに関わらず、黄色ピンクはどれもあまりピンとこないことが多いです。なぜかわかりますか?

そう、黄色ピンクも、色としてそもそも明るい色(明度が高い色のことで、派手な色という意味ではありません)なので、暗い色が似合うタイプには色が薄すぎてちょっと物足りないのです。

全体的に濃い色、例えば、とかブラウンなどはパーソナルカラーの4シーズンに関わらず、全般的に似合うことが多いです。なぜなら、そもそも色が濃く出ている(ピンクに比べれば赤は明度が低めで濃い色、黄色に比べればブラウンは明度が低い色)色だからです。

パーソナルカラードレープ32色

この暗い色が似合うタイプに関しては、ドレーピングで4シーズン別に、「スプリングがいいかな?」「サマーがいいかな?」と確認するだけではなく、「明るめの黄色とかピンクで顔がぼけてしまわないかな?」「明るい色に比べて、赤やブラウンだと顔が引き締まって見えるかも?」など、ドレープ全体の色の似合い方を比較していくと正確にパーソナルカラーを判断できます。

慣れないと難しいかもしれませんが、「ドレープ全体の色を比較して見る」という意識を持っているだけでも、「似合う色の傾向」をつかむヒントになると思いますので、ぜひやってみてくださいね☆

【3】ウインター・オータムが似合う方の洋服の色選びのポイント

この暗い色が似合う、ウインター・オータムタイプの洋服の色選びのポイントは、「重量感」です。

「厚くてしっかりした肌、暗い瞳、髪のボリュームが多くてしっかりしていそう」という色素を持っているので、フワフワとした「軽い色=明るい色・淡い色」だけでコーディネートすると、顔が締まらず、ぼんやりとした印象になってしまいます。

こういう言い方をすると失礼かもしれませんが、暗い色が似合うタイプがパステルカラーを着ていると、妙にかわいこぶってるというか 存在が薄くなるというか(→ 失礼ですよね(^-^; でもそう見えるんですよぉ。。)

だって、井上真央さんが全身パステルピンク!って、何か違和感を感じませんか??

似合う洋服の色選び

逆に、暗い色が似合うこのタイプは、全身黒全身濃紺全身ブラウン全身カーキ、というスタイルがものすごく似合います。1色だけのワンピースに、一番似合うシーズンがウインターなら大ぶりのシルバーのアクセサリーを。一番似合うシーズンがオータムならアンティークゴールドのアクセサリーを。

そんな、ダークカラー1色にサラッとロングネックレスをするだけ、みたいなシンプルスタイルでも、バリバリに存在感が出ます。他のタイプには真似できない個性ですよね。

似合う洋服の色絵選びウインターオータム

ちなみに、パステルカラーを着たいときには、必ずどこかに暗い色や濃い色を加えて、コーディネート全体を締めてください。特に顔まわりに濃い色を持ってくるのがお勧めです。

トップスを暗い色にしてボトムスをパステルカラーに。パステルカラーのTシャツなら、衿のパイピング(布の縁の部分)に暗い色・濃い色が入っているものを選ぶのもGOODです。黒や濃い色のネックレス(太めでもOK)をいくつか用意しておいて、パステルカラーと組み合わせでもいいですね。

とにかく「全身をふんわり明るくし過ぎないこと!」が、ウインター・オータムタイプの洋服の色選びのポイントです(^^)

【4】鮮やかな色が似合わないウインターもいる?!パーソナルカラー診断に迷ったときの解消法

本来、ウインターが似合う人は、「ブルーベースで暗くて鮮やかな色」が似合うはずなのですが、この暗さが似合うタイプのウインターの人鮮やかな色がそんなに似合わないケースもあるので注意が必要です。

この記事の冒頭でご紹介した、【パーソナルカラー診断が難しいモデルを招いての診断勉強会】にいらしたモデルの女性がそうだったんですよね。冒頭と同じ写真ですが、この方です^^

パーソナルカラー診断がわかりにくい人

お顔が出せないので、色素傾向とドレーピングの様子がどんな感じだったかを、言葉で解説してみたいと思います。あ、この先は、パーソナルカラーリストさんしか興味がない内容だと思いますので、「難しいかも~~」と思われる方は遠慮なく読み飛ばしてくださいね(^^)

今回のモデルのMさん色素傾向は、白くてあまり血色がよくないしっかりした肌眼は暗めで、目力があるというよりは黒いという感じ、髪は量が多くて真っ黒、という方でした。

簡易診断用の32色のドレープを当てていくと、パステルのサマーは色が白くなるけれど白くなり過ぎて顔がぼけてしまう印象でした。

スプリング色によって似合う気がするものもありました。もともとの顔の色素が濃い(しっかりしている)ので、なんとなく着こなせちゃう色の範囲が広いんですよね。顔色もあまり変化しませんし。

でも、やっぱり全般的にパステルカラーは似合わない暗い色にするとグッと顔が締まって存在感が増す。というところで、「暗さ」が似合う人、と診断しました。

*この色はサマーの中でも濃いめのブルーですが、これでも顔がなんとなく締まりませんでした。

パーソナルカラー診断がわかりにくい人

*こちらはウインターのネイビーブルー。このくらい濃くなってはじめて、顔とドレープのバランスが取れる感じです。

パーソナルカラー診断がわかりにくい人ウインター

でも、「暗い色が似合うタイプだ!」決まってからも、けっこう迷いどころが多くて、ウインターの派手派手しい色だとギラギラしてしまう。でも穏やかな色がいいかというとそうではなくて暗い方が似合っている。

オータムも似合うけれど、黄みが強い色だと顔が黄ばんでしまうしもたついて見える。

「ウインターとオータム、どっちが似合うの??」と、勉強会の参加者のモデルさんを見る目が真剣!眉間にシワ!モデルさんはさぞ怖かったことでしょう(笑)カラーリストの皆さん、診断に迷うときも笑顔で迷いましょうね♪

で、結局はどう落ち着いたかというと、ドレーピングでの色の見え方の特徴として、グリーンよりもブルーが似合う、オレンジよりもピンクが似合う、茶色よりもが似合う。

色素傾向も、肌に少し黄みを感じさせるものの、「眼も髪も黒い=ブルーベースの要素が強い」ということで、ウインターが一番似合い、オータムが二番目に似合うタイプ、という結論になりました。

*こんなウインターのブルーベースの赤もバッチリ似合いました♪

パーソナルカラー診断がわかりにくい人ウインター

ドレーピングで迷いだすとなかなか冷静に見れなくなるかと思うのですが、そんなときの解消法としては、やはり「色素チェックをもう一度してみる」こと。

迷っているウインターの要素が多いのか、オータムの要素が多いのかを再度確認していくと、どちらが優勢なのかが見えてくることはよくあります。パーソナルカラーの根拠は色素ですので、そこに立ち返って考え直すことが大切ですね!

と、いうことで、この暗い色が似合うウインターの方は、ワインレッド、ロイヤルブルー、ネイビー、ロイヤルパープル、黒など暗め、濃いめの色は似合いますが、ショッキングピンク、マゼンタピンク、レモンイエロー、シアンブルーといったウインターの明るめで鮮やかめの色がすごく似合うわけではありません。

でも鮮やかな色が似合わないからといって、ウインターではない、ということではないのです。暗くてブルーベースの色がより似合うウインタータイプもいますので、覚えておいてくださいね☆

【5】まとめ

今回は、パーソナルカラー診断が難しい「ウインター・オータム」タイプを正確に診断するコツをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

ウインター・オータムの暗い色が似合う方の色素傾向は、厚い肌、暗い瞳、ボリュームのある髪です。全体的に色素が濃く重いので、それにつり合う暗い色が似合います

ドレーピング時の特徴は、あまり顔色に変化が出ないこと。そういう場合は顔色をいくら見てもわからないので、引きの目線で、顔とドレープのバランスを見て、なじむ色、顔がしっかり前に出て見える色を選びましょう。

そして、そもそも明るい黄色やピンクは、4シーズンに関わらず全般的に似合わないことも多いので気を付けてください。できるだけドレープの1色1色ではなく、ドレープ全体の傾向で捉えて、明るい色だとどうかな?暗い色だとどうかな?と確認していきましょう。

ウインター・オータムが似合う人の洋服の色選びのポイントは、やはり重量感。暗い色を全身に着ても重たくならず、むしろグッと存在感と個性が出ます。逆にパステルカラー1色だけだと軽すぎて個性が活きないので気を付けてくださいね!

また、暗い色が似合うウインタータイプの人は、明るめで鮮やかなショッキングピンクやシアンブルーがそんなに似合わない人もいます。でも、濃いワインレッドやロイヤルブルーは似合いますので、こちらも1色の似合う似合わないに捉われないようにしましょう。

もし、こういうタイプの診断に迷ったときには、色素チェックを再度してみることが重要です。パーソナルカラーの決め手は、肌・眼・髪の色素ですから、「どのシーズンの色素傾向に近いのか?」をもう一度チェックしてみると、正確なパーソナルカラー診断ができます。

パーソナルカラー診断が難しいタイプに出会うと、焦ってしまうこともあるかもしれませんが、そういうときこそ冷静に!顔は笑顔をキープしたまま、「肌はピンク肌かな?しっかり肌かな?眼は~、髪は~」と、心の中で色素の指さし確認をしてみましょう。

本当に迷ってどうしようもなくなった場合は、ちょっとブレイクして色素傾向を紙に書いてみる、ドレーピングの色の見え方紙に書いてみるのもGOODです。頭の中でモヤモヤ考えているよりも書き出した方が頭が整理できますよ。試してみてくださいね!

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◆カラーコンサルタント 三浦まゆみ

パーソナルカラーリスト三浦まゆみ

◆文部科学省後援AFT色彩検定1級カラーコーディネーター

カラースクール・インリビングカラー主宰。「ビジネスで通用するカラーのプロを育成」をテーマに、【パーソナルカラープロ養成講座】【色彩検定3・2・1級対策講座】などを開催。

カラー業界経験20年以上。老舗のカラーコンサルティング会社に15年勤めた後に独立。パーソナルカラー診断数は6,000名以上、カラーのプロ育成数300名を超える。

阪急百貨店、結婚相談所ツヴァイ、大手ガス会社などでのカラー研修イベント開催メイクアップ商品マーケティングカラー戦略、マンションやクリニックなどの建築の塗装カラーアドバイスなど、多岐にわたる分野でカラーコンサルタントして活躍中。

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