色彩検定の勉強のポイント 「必ず揃えておきたい色彩検定のテキスト・問題集は?」(2022年3月更新)
2022年03月02日 更新日:
◆色彩検定の勉強のポイント 「必ず揃えておきたい色彩検定のテキスト・問題集は?」(2022年3月更新)
カラースクール・インリビングカラー主宰の三浦まゆみです。
以前、ご縁があって制作協力させていただいた、色彩検定の参考書&問題集をご紹介させていただきます。株式会社ウイリングのNさま、お世話になりまして、どうもありがとうございました!!
「必ず合格! 色彩検定 公式テキスト解説&問題集」色彩検定3級対応・2022年度版
*Amazonで購入できます。ページはこちら
色彩検定の書籍の制作に関わらせていただき、あらためて色彩検定を受験する方にお伝えしたい「合格する秘訣」があったので、取り上げてみます。このような内容です!
色彩検定の勉強のポイント 「必ず揃えておきたいテキスト・問題集は?」
【1】色彩検定とは?カラー資格取得のメリットは?
「色彩検定」とは、色彩検定協会が主催する、カラーの基礎から応用までの知識が学べる検定です。
3、2、1級があり、1級は、1次と2次に分かれ、2次試験は実技があります。(実技はカラーカードを条件に合わせて選び、切り貼りする問題です)
色の資格としては20年以上前からの一番古くからある検定で、文部科学省後援の資格となっています。こちらが3級・2級のテキストです。
色彩検定資格取得のメリットとしては、やはり一番は学んだ証が残ることです。文部科学省後援の資格なので、きちんと履歴書にも書けます。
そして、色のプロになるのであれば、やはり色彩検定1級までの取得をお勧めします。たとえ、テキストのすべての内容を現場で使わないにしても、色に関わる業界のことや、色の見えるしくみ(光や眼のことを含め)をきちんと正しく理解することで、提案するカラーの根拠が明確に話せます。
また、色が関わる専門職の方には、最低色彩検定2級までの取得をお勧めします。3、2級を学ぶと、美しい配色をつくるための配色のルールが全て学べるからです。
例えば、パーソナルカラーリスト、ファッションアドバイザー、ヘアメイク、ネイリスト、フラワーコーディネーター、インテリアコーディネーターなどといった職業の方です。
【2】色彩検定に合格するには、テキストと〇〇の購入が必須!
色彩検定を受験する方に必ず揃えておきたいものが、この2つです。
①色彩検定公式テキスト
この写真のテキストです。これは必須です。この色彩検定は、公式テキストの文章がそのまま抜き出されて出題されたり、公式テキストに掲載されている図や写真がそのまま出されることが多いからです。
よく、市販の参考書だけで学ぼうとされる方がいらっしゃいますが、公式テキストとは違う言い回しをしていたり、全く同じ写真の掲載はできないので、まずは公式テキストをしっかり読み込んでおくことが大切です。
②色彩検定の過去問題集
毎年、発行されている過去問題集は必須です。色彩検定の問題は、テキストそのままの文章も出題されはしますが、そこまでストレートな問題が出題されることは稀です。
どちらかというと、車の教習所の問題のように、テキスト通りではない、ちょっとひねった問題も多く出題されます。
ですので、まずは過去問題集で、出題傾向をしっかり確認し、こういうひねり方がされているのか、テキストのこんな表まで出題されているんだ、などと分析してから勉強を始めた方がよいのです。その方が、覚えるポイントがわかって、かえって効率よく学べます。
これは、色彩検定3級・2級・1級全て同じことが言えます!
【3】色彩検定に1回で合格したいなら、暗記より〇〇を!
あなたが1回で合格したいと思うなら?
ひたすら公式テキストを読んで暗記するのではなく、ある程度、内容やキーワードを確認したら、たくさん問題を解いてください。
先ほども書きましたが、この色彩検定の問題は、テキスト通りにストレートな問題が出題されるわけではありません。ですので、テキストを読んで覚えたつもりでいても、「いざ問題を解いてみたら解けなかった(泣)」ということは多々あるのです。
また、逆に単元によっては(特にファッションやインテリアの部分など)、割とストレートにテキスト通りの問題が出題されているケースもあります。ガリガリと暗記しなくても解ける問題もあるということです。
自分自身の学習レベルを把握するためにも、ある程度、テキストに目を通したら、問題を解き始めましょう。その方が、無駄な勉強をせず、合格までの最短距離を進むことができます。
【4】色彩検定合格につながる、質のよい教材の見つけ方
質のよい色彩検定教材と出会えると、合格への道がグッと近くなります。
制作協力をさせていただいた参考書&問題集、『必ず合格!色彩検定公式テキスト解説&問題集』は、担当されているNさんが、色彩検定1級まで取得されています。
そのため、正しい色彩の知識を持ち、ご自身の受験体験も踏まえて編集されているので、非常に実践的です。
また、私がこの書籍が素晴らしいと思ったところは、単元ごとの問題があることはもちろん、最後に模擬問題が用意されていること。
試験は時間制限があるので、最後に時間を計って、総合問題を解いてみる機会をつくることが大切です。
「個々の問題をじっくり考えれば、解けていてたので大丈夫かと思ったら、実際の試験時間内で解こうと思ったら間に合わなかった!」
という受験者の声も、けっこうお聞きします。特に試験が久しぶりで、試験慣れしていない方は、必ず時間を計って模擬問題を解いてみてください。
また、今回の問題集は、解説もわかりやすいのが特徴です。
例えば、穴埋め問題の解答について。
よくある問題集では穴に埋めるキーワードだけが書かれているケースが多いのですが、こちらの解説には、文章そのものが書かれており、赤字で穴埋めキーワードを示してあります。つまり、解説だけ読んでも、その単元の復習ができてしまうわけです。
細かな話ですが、勉強している際にあちこちのページを開くのは、意外にストレスがあり、非効率なので、こうした細かな工夫に、読者に合格してほしい!という編集者のこだわりを感じます。
ご興味のある方は、ぜひ活用してみてくださいね☆
【6】まとめ
カラーの資格取得を目指すことで、カラーのスキルが短期間でしっかり身に付きます。カラー資格としては、履歴書にも書ける文部科学省後援の色彩検定をお勧めします。
合格の秘訣は、まずは公式テキストと過去問題集の分析。そして、暗記だけではなく、問題集を解いて、自分の学習レベルをチェックすること。
さらに、総合問題や丁寧な解説が載っている問題集を見つけることも重要です。
色彩検定に合格するために、まずは教材をしっかり揃えて、効率よく勉強を勧めてくださいね!
◆色彩検定3級・2級・1級独学のための対策講座も開催中!詳細は【色彩検定対策講座】でご覧ください☆
カラーコンサルタント 三浦まゆみ
◆文部科学省後援 色彩検定1級資格 (色彩検定2級試験奨励賞受賞)
◆東京商工会議所主催 カラーコーディネーター検定1級資格取得(商品色彩分野)
◆「ビジネスで通用するカラーのプロを育成」をテーマにカラースクール・インリビングカラーを主宰。【色彩検定3級・2級・1級対策講座】【パーソナルカラープロ養成講座】などを開催している
◆色彩検定に関するキャリア
◇色彩検定3級、2級、1級講座開催歴20年以上。教えた人数は2000名以上。
大正大学、神奈川大学、東京理科大学、国士舘大学、ハリウッド美容専門学校、住田美容専門学校、関東美容専門学校、日本外国語専門学校、国際トラベル&ホテル専門学校、日本工学院専門学校、株式会社丸井、よみうり文化センター、産経学園、株式会社カルチャー、NHK文化センターほかにて色彩検定講座を担当。
◇色彩検定3、2、1級参考書・問題集執筆。模擬試験問題作成。色彩検定試験の試験監督担当。
◆関連記事