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わかりやすいパーソナルカラー診断の決め手は肌色の見極め!40代以上のパーソナルカラー診断の注意ポイント

2021年01月14日    更新日:

◆わかりやすいパーソナルカラー診断の決め手は肌色の見極め!40代以上のパーソナルカラー診断の注意ポイント

カラーコンサルタント三浦まゆみです。パーソナルカラーのプロ養成色彩検定対策講座などを行うカラースクールIn-Living-Colorを主宰しています☆

In-Living-Colorでは、【パーソナルカラーのプロ養成講座】を定期的に開催しているのですが、たびたび話題になるのが、「お客様の年齢によるパーソナルカラー診断のお悩み」です。

In-Living-Colorのパーソナルカラープロ養成講座の受講生さんは、他で既にパーソナルカラーを学ばれた現役のカラーリストさんも多いのですが(診断力をさらにアップするために色素チェックを学びに来る方が多いのです^^)。

そのカラーリストの方々のお客様層って、さまざまなのです。10代、20代の学生さんや若い人が多い方もいらっしゃれば。40代以上の大人世代のお客様が多い人もいらっしゃる。(30代は中間かな~)

そうすると、年齢によってこんなお悩みの違いが!

「私のお客様は20代なのでお肌がキレイで、何色でも似合う気がしちゃうんですよね…」

これ、すごくわかります。若いコって肌がパンと張っていて透明感があるから、どの色でもみんな似合う気がしちゃう…

私も昔、専門学校で教えていましたが、「もうあなたはオータム以外は着てOK!」と言いたいくらい、似合う色の幅が広いんですよね!(とはいえちゃんと診断結果は出しますが!)

逆に大人世代のお客様だと、

「私のお客様は、年齢のせいでのトラブルがある方も多くて、くすみとか日焼けの影響なのか、似合う色がハッキリわかりにくいんです…」

これもお気持ちよくわかります!私も同世代ですから、しっかり自分で体感しております(笑)

やっぱり20代の若いときの肌の張りとか透明感は、どうしても年齢で変わってきますので「昔と同じ!」というわけにはいかず、ドレープをあてても差が出にくい場合もあるんですよね。

ということで今回は、大人世代のパーソナルカラー診断にクローズアップしまして、【わかりやすいパーソナルカラー診断の決め手は肌色の見極め!40代以上のパーソナルカラー診断の注意ポイント】というテーマで書かせていただきます。このような内容です。

わかりやすいパーソナルカラー診断の決め手は肌色の見極め!40代以上のパーソナルカラー診断の注意ポイント

【1】40代以上のお客様に喜んでいただけるパーソナルカラー診断の心構え

【2】「パーソナルカラーを誤診しやすい年齢肌の特徴」と「正しい似合う色の見極め方」

【ポイント❶】ドレープでのパーソナルカラー診断のコツ

【ポイント❷】口紅を使ってのパーソナルカラー診断のコツ

【ポイント➌】このドレープの色を選ぶとわかりやすい!似合う色の見極めのコツ

【3】まとめ

わかりやすいパーソナルカラー診断の決め手は肌色の見極め!40代以上のパーソナルカラー診断の注意ポイント

【1】40代以上のお客様に喜んでいただけるパーソナルカラー診断の心構え

パーソナルカラー診断のお客様の年代によって、お客様への対応の仕方のコツや診断のコツは違います。

先ほども書きましたが、20代の若いお客様と40代以上の大人世代のお客様とでは、色素(肌・髪・眼)のコンディションも違えば、抱えている悩みやなりたい自分、理想の自分の姿も違う。

ですので、パーソナルカラーリストは自分のお客様の状況をよくよく確認して、それに合わせた対応をすることが大事です。

特に、40代以上のお客様をお迎えする際には、こんなことに気を付けて対応できるとお客様に喜んでいただけます^^

◆肌トラブルについてのお悩みがある場合は、きちんと受け止めて聞いてあげましょう。

「最近、お肌のシミが気になって…」と言われたら、「そんなに気にすることはないと思いますよ!でも、肌トラブルってご自身では気になってしまうものですよね!」という感じで受け止めてから。

「でも、パーソナルカラーが肌トラブルを軽減してくれますので、お楽しみにしてくださいね!」と、似合う色を知るメリットへとつなげていきましょう。

◆お客様の好みやなりたいイメージをしっかりヒアリングしてからパーソナルカラー診断をスタートさせましょう!

年齢を重ねるほど、「こんなふうになりたい」「この色が好き」「この色は嫌い」というご自身の考えがハッキリしてくる場合も多いです。(こだわりが出てくるってことです^^)

それをきちんと聞き出して、ご要望を踏まえた上で、パーソナルカラー診断をしていきましょう。

とはいえ、「お客様の好きな色を聞いて、それをパーソナルカラーにしてあげよう!」という意味ではありません!それでは、カラーのプロに診断してもらう意味がないので(笑)

そうではなくて。もしお客様の好きな色が似合う色ではなかったとしても、事前にお客様のご要望を知っておけば、似合わない好きな色を着こなすアレンジ方法も教えてあげられますよね、ということです。

◆パーソナルカラーの色分類を説明する際に、4シーズン別のタレントさんを事例に挙げることがありますが、若すぎるタレントさんばかりだと想像がつきにくいです。

ですので、そのお客様と同世代か若干若いくらいの年齢のタレントさんを選んで説明してあげましょう。

私もかつて、60代以上のお客様のパーソナルカラー診断をしたときに、「若い人ばっかりですね~もっと年齢が上の人は誰かいないんですか?」と聞かれたことがあります。でも、急に考えても出てこないんですよね(^-^;

その困った経験があったので、今では世代別に5人ずつくらいはパッとパーソナルカラーシーズン別のタレントさんを言えるように準備していますし、プロ養成講座の生徒さんにもお勧めしています^^(写真はウインタータイプのタレントさん)

こんなふうに、「出たとこ勝負でなんとかしよう!」というのではなく、「この年代だと診断するときにはここが気を付けるポイントだな」とか、「この年代だったらこういう対応をすると喜んでもらえそうだな」とか事前に予習・準備をしておくことでお客様満足度が確実に上がります♪

次の項目では、事前に予習していただけるように、40代以上のお客様を診断する際によくある「年齢肌の特徴」と「似合う色の見極め方」をお話していきますね!

【2】「パーソナルカラーを誤診しやすい年齢肌の特徴」と「正しい似合う色の見極め方」

あたり前ですが、年を重ねるほどに肌は大人肌になっていきます。それも人生経験を重ねた分の「味」なので素敵ですよね☆

でも、パーソナルカラー診断をする際はこの「大人肌・年齢肌」に注意する必要があります。

特に、今まで日焼けを重ねて肌が褐色っぽい人やお顔全体にくすみやシミが出ている場合、パッと見で、肌色が黒く黄みっぽく見えてしまうので、「黒く黄みっぽい=茶色」「茶色が似合う=オータム」と思いやすいのですが…

 ちょっと待った!!!「いや、もしかしたらこれは思い込みかも?」と、ぜひ一度疑ってみてください。

「濃い肌色=茶色っぽい肌色」でも、イエローベースとブルーベースでは色みが違います。

◆黄み茶っぽい色の肌なのか

◆赤茶っぽい色の肌なのか

で、似合う色は違ってきますのでぜひ、思い込まずによく確認してほしいです。

特に今ご紹介したような年齢肌の方は、本当はブルーベースなのにイエローベースのオータムタイプと誤診してしまうケースがとっても多いので、注意しておきましょう!

では、ブルべなのにイエベにしてしまうという誤診をしないために、パーソナルカラー診断の3つのポイントをご紹介していきますね!

【ポイント❶】ドレープでのパーソナルカラー診断のコツ

ドレープをあてて診断する場合は、

「黄みの強い茶色」もしくは「抹茶色(濃い黄緑)」と「オールドローズ(くすんだ濃いめのピンク)」もしくは「あまり派手すぎないワイン色(赤紫)」のどちらが似合うかを比較してみてください。

◆イエローベースの肌であれば、黄み茶や抹茶色をあてても肌がくすまず、黄ばまず、かえって柔らかい表情になって自然になじみます。

ブルーベースの肌だと、黄み茶や抹茶色をあてると肌が黄ばみ、くすみ、肌が汚く見えて全体的に重く老けた印象に。

 ◆ ブルーベースの肌であれば、オールドローズやワイン色をあてると自然になじんで、すっきりした印象に見えます。

 この比較、けっこう大事です。

【ポイント❷】口紅を使ってのパーソナルカラー診断のコツ

口紅を塗って試せるのであれば、

イエローベースの「深いオレンジの口紅」とブルーベースの「くすんだワイン系の口紅」を塗り比べてもらってください。

◆イエローベースであればオレンジはなじむはずですがブルーベースの場合は明らかに肌色とミスマッチなのでオレンジだけ浮いて見えるもしくは肌がくすんで見えるはずです。

パーソナルカラー診断で迷ったときに、判断するためのツールとしてドレープに固執する必要はないのです☆使える色モノは全部使って、試してみればOK!

結果的に「正しい答え」が出せればよいのです!メイクは肌の上に直接載せるものなので、けっこう差が出ますよ♪

【ポイント➌】このドレープの色を選ぶとわかりやすい!似合う色の見極めのコツ

最後に、もうひとつポイントがあります。

ドレーピングで、オータムの色と比較するブルーベースの色は「濃いめのくすんだ色」を選ぶことです。

なぜかというと、今回のような褐色肌で年齢肌の場合、

◆「サマータイプ」だったとしても、薄いパステルカラーではなく少し濃いめのくすみ色が似合う。(ベビーピンクじゃなくて、コスモスみたいなくすみピンクの色)

◆もしくは「ウインタータイプ」だったとしても鮮やかな色ではなく、暗めで鮮やかすぎない色が似合う。(派手なマゼンタピンクではなくワインやバーガンディーのような色)

からです。

逆に言えば、代表的なサマーやウインターの色が似合わないからパーソナルカラー診断が難しいんですよね。

でも、「パステルカラーがハマらないサマータイプもいるんだ」「派手な色だと浮いて見えるウインタータイプもいるんだ」と、事前にわかっておけば、注意して診断できますよね!

特に40代以上のお客様が多い方は、今回のポイントにぜひ気を付けてみてください。きっと「このことか~~!!」と腑に落ちることがでてくると思います☆

【3】まとめ

今回は、【わかりやすいパーソナルカラー診断の決め手は肌色の見極め!40代以上のパーソナルカラー診断の注意ポイント】という内容でした!

パーソナルカラー診断はお客様の年齢層によって、お悩みやご要望が違いますし、年齢によって肌色などの色素の変化が大きいので、ドレーピング時の見え方も変わってきます。

ですので、パーソナルカラー診断のお客様の世代に合わせて対応できると、グッとお客様満足度がアップします^^

特に、40代以上の大人世代は、「なりたいイメージ」「好き」「嫌い」などのこだわりも多くなるので、そこをきちんと聞き出して対応すること。

また、肌トラブルを解消できる似合う色の提案をすること。

パーソナルカラーの4シーズンの違いをご紹介するときには、お客様の年代に合わせたタレントさんの事例を挙げること。

こんな細やかな気配りをすることで、お客様の信頼度もアップします☆

そして、年齢肌ならではのパーソナルカラーを誤診しやすいケースもあります。

特に、日焼け肌・褐色肌の方は、パッと見で「茶色い=オータム」と思い込みやすいので注意しましょう。

ドレープをあててイエベかブルべかしっかり確認する、口紅を塗ってイエベかブルべか確認するなど、見た目だけで判断せずにしっかり色をあてて確認&検証することが大切です。

その際、年齢肌・褐色肌の場合には、パステルカラーではなく少し濃いめのくすみ色が似合うサマータイプ、派手過ぎる色よりも暗めで鮮やかすぎない色が似合うウインタータイプもいるということを覚えておいてくださいね!

「年齢肌・褐色肌」と言われると気になる年代の方は、こんな話を聞いたら、いい気持ちはしないかもしれません。

でも、そんなお肌の悩みでさえ、バッチリ似合う色をあててあげると「わぁ~!すごく顔色がよくなる!」「自然になじんですごく品が出る!」と、思わず誉め言葉が出ちゃうくらいやっぱり綺麗になるんですよ♡

だからぜひパーソナルカラーリストのあなたが、本当に似合う色をしっかり見極めてあげてください。

「肌コンプレックスを解消できるパーソナルカラー診断で10歳若返る!」って、大げさではなく本当なのです(^_-)-☆

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