イエローベース=オークル系とは限らない!?「パーソナルカラーを活かしたファンデーションの色選びのコツ」(2022年3月更新)
2022年03月19日 更新日:
◆イエローベース=オークル系とは限らない!?「パーソナルカラーを活かしたファンデーションの色選びのコツ」
カラースクールIn-Living-Color主宰の三浦まゆみです。【パーソナルカラープロ養成講座】、【色彩検定対策講座】などを開催しています☆
先日、3分でパーソナルカラー診断できる技術がオンラインで身に付く!【パーソナルカラープロ養成講座】を開催しました。
愛知県、青森県からのご参加も♪そして、子育て中のママカラーリストさんも!オンラインだと自宅から参加できるからよいですね☆
そして、今回は化粧品の販売をされている方から「接客の際にお客様のパーソナルカラー診断をしたい!」というご要望もあったので、メイクの色の選び方もしっかりレクチャーさせていただきました♪
メイクの色って、例えば同じピンクのチークでも何十色もバリエーションがあるので、色選びに悩みがち(;^_^A
でも、自分のパーソナルカラーを知っていれば色をパッと見ただけで「あ、これ違う。こっちはOK!」と即判断できるので確実に失敗しないでお買い物できるようになります☆
今回はそんな似合うメイクの色選びの中から、お客様の悩み相談で一番多い「パーソナルカラーに合わせたファンデーションの色選びのコツ」をご紹介していきます!
読めば即実践できる方法なのでファンデーションの色選びに迷っている方は参考にしてみてください。カラーリストさんやメイク、美容のプロの方にも読んでいただけると、お客様の悩みを解決できて信頼度が上がりますのでお役立てくださいね。このような内容です。
◆パーソナルカラーに合わせたファンデーションの色選びのコツ
【1】ファンデーションの2分類・イエローベースとブルーベース
ファンデーションの色選びのコツとして、まずはパーソナルカラーの色分類の基本となる「イエローベース」と「ブルーベース」の考え方を押さえておきましょう。
イエローベースとは、全体的に黄みがかった暖かみのある色のこと。ベースにイエローを感じるのでイエローベースといいます。(画像上の段)
ブルーベースとは、全体的に青みがかった涼し気な色のこと。ベースにブルーを感じるのでブルーベースといいます。(画像下の段)
パーソナルカラーの4シーズンで分類すると、スプリング、オータムの方はイエローベースの色が似合います。サマー、ウインターの方はブルーベースの色が似合います。
このイエローベース、ブルーベースの理論に合わせて、ファンデーションも大きく2分類して、下記のように考えます。
◇イエローベースの色が似合う人はオークル系のファンデーションが似合う
◇ブルーベースの色が似合う人は、ピンク系のファンデーションが似合う
これが、パーソナルカラータイプに合わせたファンデーションの色選びの基本的な考え方です。
◆パーソナルカラーの基本が知りたい方は【パーソナルカラー(似合う色)を知るメリット】の記事をお読みください。
【2】パーソナルカラー理論どおりに選んではいけない!?肌色を確認する必要性
でも、ファンデーションの色は、単純に「イエローベースだからオークル系」「ブルーベースだからピンク系」というように選ぶと、肌になじまないことが多々あるので注意が必要です。
なぜなら、人によって肌色は微妙に違うので、スプリングでもピンクっぽい肌の人もいるし、サマーでも黄みっぽい肌の人もいるからです。イエローベース、ブルーベース、という2分類で大雑把に色を選ぶと違和感を感じることは多々あります。
では、どうしたらよいかというと?
ファンデーションの色は、イエローベース、ブルーベースを考える前に、「その人の実際の肌色に近い色を選ぶ」ことが大切です。単純にパーソナルカラータイプ別に選ぶ、と思いこまないこと。まず、自分の肌色をよくチェックしてみましょう。
黄みが強いのか?ピンクみが強いのか?色白なお肌でも黄みの人もいますし、褐色のお肌でもピンクみの人もいますので、よく確認してくださいね。ちなみに、手の色で判断しようとする方がいますが、これはNG。手の色と顔の色って違う方も多いので、きちんと顔の色を確認しましょう。
【3】ファンデーションの色名を信じると失敗する!?試し塗りの重要性
また、ファンデーションの色分類として、オークル系(黄み)と、ピンク系という名前がついていますが、オークル系と言う名前の範囲の中でも、かなり黄みのものからピンクみのものまで幅広くあります。
ファンデーションはメーカーによっても色名の付け方が違うので、「オークル」「ピンク」という名前にまどわされずに、きちんと試し塗りしてから買いましょう。
例えば、こちらは花王ソフィーナのファンデーション。
左側のピンクオークルは、明らかにブルーベースに似合うピンク系のファンデーション。右側のベージュオークルは、イエローベースに似合うオークル系(黄み)のファンデーション。
でも、中央のオークル、という名前がついたファンデーションは、ピンクっぽいベージュ。つまりブルーベースタイプが似合う色なのです。
ブルーベース(サマーやウインタータイプ)の方が「私はブルーベースだから、ピンクオークル03!」と決めつけて買ってしまった場合、人によってはピンク過ぎて肌になじまないこともありますので要注意ですね。
私も、サマータイプのブルーベースの肌ですが、オークル系のファンデーションを使っています。
ちょうど先日、ファンデーションを買いに行き、いつもの色が品切れだったので、「たまにはピンク系でもいけるかな~」とうっかり買ってしまったら…首の色と合わなくて、白浮きする(泣)やはり、きちんと試さないとダメですね(:_;)
ファンデーションの色が自分の肌に合うかどうかを試すときには、この写真のように、あごから頬のあたりに塗って、首に向かってのばしてみて、首の色とも自然になじむものを選ぶとGOODです(^^)
商品によって、ズバリなじむ色がなければ、2つの色を混ぜてもOKです。なにより自分の肌となじむものを選びましょう。
私たちが日常でするメイクは、写真撮影のときのその時だけきれいならOKのメイクとは違います。1日動いていたらファンデーションだって落ちてくることがあります。そのときに本来の肌色がファンデーションとかなり違う色だったらやはり違和感を感じますよね?ですので、自分の肌色となじませる、というのはとても重要です^^
【4】メイクがきれいに仕上がるファンデーションの付け方のコツとは?
また、リキッドファンデーションの上に、パウダーファンデーションやパウダーをつける場合は、リキッドファンデーションは少し濃いめのものを選んでも、パウダーで明るくなるので大丈夫です。
ファンデーションがいつも厚塗りになってしまう、という方は、リキッドファンデーションを塗ってから、スポンジを顔の上でポンポンして、余分なファンデーションを取ってあげるとよいです。つけ過ぎたときにも、この方法で調整しましょう。
また、薄付きなのにファンデーションをきちんと塗っているように見せるためには、目の下の三角ゾーンにしっかりとファンデーションを塗ること。ここをしっかりカバーするときれいに見えます。逆に言うと、それ以外の部分はそれほど塗らなくてもOKです。
お肌がきれいな方なら、目の下の三角ゾーンだけファンデーションを。そして、気になるところだけコンシーラーを塗って、あとはパウダーだけでも十分美しく見えます(^^)
パウダーをつけるときには、スポンジにたっぷりとって、トントンと叩くようにつけていくときれいに仕上がって、しかもメイク崩れを防ぐことができますので、ぜひ試してみてくださいね!
【5】パーソナルカラーに合わせたファンデーションの色選び・まとめ
パーソナルカラー、似合わせメイクカラーの1つとして、ファンデーションの色選びのコツをご紹介しました。
まず、パーソナルカラーの2つの色分類、イエローベース(スプリング・オータムタイプ)はオークル系のファンデーション、ブルーベース(サマー・ウインタータイプ)はピンク系のファンデーションを選ぶことが基本です。
ただし、パーソナルカラータイプがイエローベースでも、肌色はピンクっぽいということもありますので、まずは自分の肌色をよくチェックしてみましょう。
メーカーが付けているファンデーションの色名は、オークル系の分類の中にも、黄みのものからピンクみのものまで、色の幅があることが多いので、色名を鵜呑みにして選ぶと間違うことがあります。必ず試し塗りしてから購入してくださいね。
ベースメイクとして、とても大切なファンデーション。自分の肌にしっくりなじむ色が見つけられると「美肌効果バッチリ!」ですので、ぜひこだわって選んでみてください!
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◆カラーコンサルタント 三浦まゆみ
◆文部科学省後援AFT色彩検定1級カラーコーディネーター
カラースクール・インリビングカラー主宰。「ビジネスで通用するカラーのプロを育成」をテーマに、【パーソナルカラープロ養成講座】、【色彩検定3・2・1級対策講座】などを開催。
カラー業界経験20年以上。老舗のカラーコンサルティング会社に15年勤めた後に独立。パーソナルカラー診断数は6,000名以上、カラーのプロ育成数は300名を超える。
阪急百貨店、結婚相談所ツヴァイ、大手ガス会社などでのカラー研修やイベント開催、メイクアップ商品のマーケティングカラー戦略、マンションやクリニックなどの建築の塗装カラーアドバイスなど、多岐にわたる分野でカラーコンサルタントして活躍中。
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