パーソナルカラーを誤診しない方法・ウインターとオータムの見極め方とは?(2022年10月17日更新)
2022年10月17日
◆パーソナルカラーを誤診しない方法・ウインターとオータムの見極め方とは? カラーコンサルタントの三浦まゆみです。パーソナルカラーのプロ養成、色彩検定対策講座などを行うカラースクール・インリビングカラーを主宰しています☆ 私はパーソナルカラー歴が20年以上と長いので、現役カラーリストさんのブラッシュアップのサポートもしています^^ 3分でパーソナルカラー診断できる!がテーマの【パーソナルカラープロ養成講座】を開催しているのですが。多い時には、定員の半分以上がカラーリストさんのことも(笑) ◆先日のプロ養成講座は、3人とも現役カラーリストさんでした♪(質問がとびきり深堀り&マニアックで楽しかった笑) パーソナルカラー診断って、わかりやすい人はパッとドレープをあてただけで似合う色がすぐ判断できるのですが。 パーソナルカラーがわかりにくい人は、「ドレープを何色あてても、似合う色がよくわからない(^^;)」となるんですよね。 さらに、カラーリストさんによって「日焼けしてる肌の人、苦手!!」とか、「イエベブルべの判断が難しい!」とか、ピンポイントで苦手ポイントがあったりします。 その苦手ポイント解消のために、うちのパーソナルカラープロ養成講座で教えている肌・髪・眼の色素(色と質感)チェックで3分で似合う色を診断する技術を学びにいらしているのです☆勉強熱心で素晴らしい! ◆こちらはパートナー講師の鈴木れいこ先生♪一緒にプロ養成講座を担当中! 今回、ご紹介する【ウインターとオータムの似合う色の見極め】が必要なタイプもこのパーソナルカラーがわかりにくい&難しいタイプにあたります。 カラーリスト泣かせのタイプなので、私も色の仕事駆け出しの20代の頃、苦労しました… 今でも覚えています、東京の大丸のメガネ屋さんに勤務されていたKさん。 美人さんで色素が濃くて(肌しっかり髪黒々で多くて眼も印象的!)濃い色はなんでも似合うものだから、「え?ウインターなの?オータムなの??」って、悩みまくった記憶が(;^_^A(かけていたメガネの問題もあったんです!!) 今回は、そんな私が若い時に悩んだ事例もご紹介しながら、【パーソナルカラーを誤診しない方法・ウインターとオータムの見極め方とは?】というテーマで詳しく解説していきますね☆ オータムと間違いやすいウインターの人の特徴ですが、まずはウインターの典型カラーである「鮮やかなブルべの色」があまり似合わない、ということです。 普通、ウインターはこういう派手めのキレイなブルべの色って似合うはずなんですよ。でも、このタイプはそんなに似合わない。 なぜかというと、冬と秋で迷うってことは、ウインターがファーストシーズンで、オータムがセカンドシーズンになる可能性が高いから。 ◇ウインターは、暗くて鮮やかでブルーベースの色 ◇オータムは、暗くて穏やかでイエローベースの色 この2つのシーズンの共通点は「暗さ」です。 つまり、ウインターがファーストシーズンで、オータムがセカンドシーズンの人は「暗い色ほど似合う」ということです。 ◆セカンドシーズンとは2番目に似合うシーズンのことです。詳しく知りたい方は、「セカンドシーズンがわかるしくみとメリット」をどうぞ! では、先ほどのウインターの典型カラーって、暗い色ですか?いや、暗くないですよね? そうなんです、オータムがセカンドにくるウインターさんは、明るめで派手な色だと顔から色が浮いちゃうんです(;・∀・) なので、同じウインターの典型カラーでも、暗めのこんな色が似合うんですね☆ でも、そうなると、迷っているオータムの色とこの暗い色たちって、めちゃくちゃ似ていませんか?? そう、だからドレーピングしていて、「この人、ウインターなの?オータムなの?どっちも似合うんですけど…」って迷ってしまうんです。 では、そんなときにどうやったら本当のパーソナルカラーを見極められるかというと? ドレーピングでパーソナルカラーを判断する場合ですが。 まず、ウインターの黒が硬く見えたり、白がちょっと浮いて見えたり、グレーがなじまない場合、その人はオータムタイプの可能性大です。 オータムさんはイエベ肌なのでそんなにグレーが得意ではないのと(グレーはブルべの代表色)。 あと肌や髪がマットで眼も優しいので真っ白や真っ黒だと硬い印象になりやすいのです。(黒、白、グレーは色みが入っていないのでそもそも硬く見える色です^^) 逆に、オータムのブラウン系やバニラホワイト(バニラアイスの色)で優しい表情になれば、オータムの可能性大です。 黄みがかった色の方がオータムのイエベ肌&ブラウンの瞳になじむので、ふんわり優しい表情になります☆ さらに、抹茶色、カボチャ色、黄土色のような相当黄みの強い色まで似合えば、オータム確定です!(ウインターは黄みNGですので!) あ、でも!ちょっと待ってくださいね! ドレーピングでパーソナルカラーの結論を出す前に、1つやってほしいことがあります。何かというと? ドレーピングと共に、合わせてチェックしてほしいのが、パーソナルカラーの決め手となる肌・髪・眼の色素(色と質感)です。 色素の違いで似合う色って決まるので! ◆例えば、オータムの代表的なタレント、安室奈美恵さんのような、黄み肌、深い瞳、茶髪が似合う色素の人は、黄みのカーキも似合いませんか? 安室奈美恵さんのような色素の特徴をしていたら、その人はオータムで確定です☆ ◆逆に、ウインターの代表的なタレント、黒木メイサさんのような、ピンク肌、強い瞳、黒髪が似合う色素の人は、派手な赤でも負けませんよね? 黒木メイサさんのような色素の特徴をしていたら、その人はウインターで確定です! そもそもオータムやウインターの人は、色素の特徴として肌が厚いので、色の影響を受けにくいのが特徴です。 顔に影が入ったり、赤くなったりしにくいんですね。 ですので、もしドレーピングに迷ったら、パーソナルカラーの根拠となる肌・髪・眼の色素も必ずチェックしてみてください。 オータムが似合うなら似合うだけの色素、ウインターが似合うなら似合うだけの色素をしています☆ 逆に言えば、各シーズンの色素の特徴とドレーピングでの色の見え方が違ったら「あれ?診断を間違ったかな?」と疑ってください。 ◆肌が黄みっぽいから、似ているイエローベースの色が似合う ◆眼が明るいから、明るい色が似合う。 といったように、パーソナルカラーは「色素に似ている色が似合う色」、「共通の要素を持った色が調和して見える」というのがルールです(^_-)-☆ 今回は、【パーソナルカラーを誤診しない方法・ウインターとオータムの見極め方とは?】というテーマでお届けしましたが、いかがでしたか? まずは、ウインターでも典型の鮮やかなショッキングピンクやレモンイエローなどが似合わないタイプもいると覚えておいてください。 なぜなら、オータムと迷うくらいのウインターは「暗さ」が似合う人なので、ウインターの中でも暗めの色がより似合うからです。 では、暗い色の中でもオータムとウインターのどちらがより似合うのか、迷ったら? ドレーピングでは、白、黒、グレーと黄みのブラウンやバニラホワイトのどちらがなじむかをチェックしましょう。 モノトーンが硬く見えて、黄みのブラウンやバニラホワイトがなじめば、オータムの可能性大! さらに黄みの強い黄緑やオレンジや黄土色まで似合ったらオータム確定です☆ でも、ドレーピングだけで決めてしまうと危ないので(照明などでまどわされていることも!)必ずパーソナルカラーの根拠となる「色素」もチェックして。 オータムの色素に近いのか、ウインターの色素に近いのか?を確認してから、最終的なパーソナルカラーの判断をしましょう! 肌・髪・眼の色素、大事ですよ! そうそう、最初に出てきた、私が駆け出しの頃迷ったKさんは、最終的にはオータムタイプでした。 ドレーピングで言えば、ちょっと黒だと硬く見えたり、リップの色も少しオレンジみがある赤の方がなじんで見えて(青みのマゼンタピンクだと少々ケバい汗)。 全身コーヒーブラウンのシャツワンピとかを着ていらして、めっちゃ大人ゴージャス感が出ていました♪(あ、米倉涼子さんみたいな感じの雰囲気です。美人さんでした☆) 私が迷ったポイントは、メガネ屋さんにお勤めで、黒ブチのけっこう存在感のあるメガネをしていらしての初対面だったんですね。 なので、その黒ブチメガネに引っ張られて、「ウインターかな?」なんて思ってしまったのがいけなかった(-_-;) メガネを取ったら、「あれ?意外に眼が茶色いかも??」となり、迷いに迷った記憶があります。 今となっては20年前の懐かしい記憶ですが、その当時は涼しい顔をしながら心の中は冷や汗たらたら… ま、そんな私でも、今ではパーソナルカラーのプロ養成をしているわけですから、やり続けると確実な診断力がきちんとつくものです^^ ですので、もし今、診断に迷っているカラーリストさんも経験を積んで自信につなげてくださいね! とにかく「迷ったら色素チェック!!」、とっても大事です☆ ◆この記事よりもさらに深いパーソナルカラー診断力&提案力アップのコツを知りたい方は、無料のメールマガジンもご覧ください♪ 他では聞けない、パーソナルカラー診断が難しいモデルの解説も配信中! 「他のは読まなくてもまゆみ先生のメルマガはつい読んじゃう!」「届くたびにノートにまとめて勉強しています!」「こんなノウハウ無料で教えちゃっていいんですか??」など嬉しいご感想をいただいています☆ ◆メルマガ登録は【パーソナルカラーのプロになる秘訣・登録フォーム】からどうぞ! ◆カラーコンサルタント 三浦まゆみ ◆文部科学省後援AFT色彩検定1級カラーコーディネーター カラースクール・インリビングカラー主宰。「ビジネスで通用するカラーのプロを育成」をテーマに、【パーソナルカラープロ養成講座】、【色彩検定3・2・1級対策講座】などを開催。 カラー業界経験20年以上。老舗のカラーコンサルティング会社に15年勤めた後に独立。パーソナルカラー診断数は6,000名以上、カラーのプロ育成数は300名を超える。 阪急百貨店、結婚相談所ツヴァイ、大手ガス会社などでのカラー研修やイベント開催、メイクアップ商品のマーケティングカラー戦略、マンションやクリニックなどの建築の塗装カラーアドバイスなど、多岐にわたる分野でカラーコンサルタントして活躍中。 ◇詳しいプロフィールはこちら ◆関連記事パーソナルカラーを誤診しない方法・ウインターとオータムの見極め方とは?
【1】パーソナルカラーでオータムと迷うウインターの人の特徴
【2】パーソナルカラーでウインターとオータムを見極めるコツ
【3】 必ずここもチェック!ブルべ冬とイエベ秋を見極めるコツ!
【4】パーソナルカラーを誤診しない方法・まとめ