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パーソナルカラーの基本・トーン(色調)とは?

2024年02月21日    更新日:

◆ パーソナルカラーの基本・トーン(色調)とは?

カラースクール・インリビングカラー主宰三浦まゆみです。「パーソナルカラープロ養成講座」「星座カラーセラピー講座」「色彩検定3級2級1級対策講座」などを開催しています^^

今回は、色彩学や配色の基本となる【トーン】について、ひろこ先生に解説してもらいました!

色彩検定の資格取得を考えている方も、パーソナルカラーの診断力と提案力をアップするにも、色の特徴を整理してつかむためのトーンはとても大事です。ぜひ、読んでみてくださいね^^

カラースクール・インリビングカラー講師ひろこです。

インリビングカラーの「パーソナルカラープロ養成講座」のアシスタント講師、「15タイプパーソナルカラー診断」、「犬の似合う色診断」などをしています!

私は専門学校や企業などでもカラー講座をしているのですが、トーンも色の三属性と同様に丁寧に繰り返しレクチャーしています。

トーンも色の基本として重要で、これがわかると色を整理して考えられたり、センスのよい配色が簡単にできるようになります。

パーソナルカラー診断でも、「どんな色が似合うのか?」を、色を整理整頓して考えられるトーンマップを使ってお伝えすると、カラー初心者のお客さまでも「わかりやすい!」と言ってくださいます^^

トーンを知ると、配色やイメージ表現にとても便利なので、今回は【パーソナルカラーの基本・トーン(色調)とは?】について、ご説明します。

色彩検定の中でも重要な内容ですし、パーソナルカラーリストがお客様に色の提案をするときにもお役立ちの内容ですので、ぜひお役立てください♪

色彩検定 トーン パーソナルカラー

パーソナルカラーの基本・トーン(色調)とは? トーンとは

【1】色の調子を表すトーンとは?

トーンとは、「明度と彩度の複合概念」のことで、色の印象やイメージがわかるものです。「色の調子・色調」ともいいます。

同じような明度と彩度の色をまとめてグループにしたものがトーンで、同じようなイメージや印象の色の集まりです。下の図(トーンマップ)の1つ1つの丸をトーンと言います。

色彩検定 トーン パーソナルカラー

ここで注意してほしいのは、トーンは「明度と彩度をグループ化して分けたもの」であるということ。赤系や黄色系、青系といった色相別のグループで分けたものではないのです。

例えば、色相が赤でも黄色でも青でも、すべて「明るくて、穏やかな色」であれば、 ペールトーンというグループの色 。色相に関係なく、薄く、淡く、かわいいという印象を持つ色になります。

色彩検定 トーン パーソナルカラー

例えば、色相に関係なくすべて「明るくて鮮やかな色」であれば、明るく、健康的で、陽気な印象を持つブライトトーンのグループの色になります。

このように、色相ではなく、「トーン(色の調子)」でも色を選べると、色選びの幅が広がると思いませんか?

色彩検定 トーン パーソナルカラー

【2】知っておきたいトーンマップのしくみ

トーンマップとは、色の世界地図のようなもの。色彩検定のテキストでは、「トーンの区分図」と呼ばれています。

明度と彩度の特徴ごとに、色を整理して分類しているので、どこにどんな色があるのかが一目瞭然。このトーンマップが頭の中に入っていると、配色が簡単にできるようになります。

色彩検定 トーン パーソナルカラー

では、このとても便利で優れもののトーンマップの説明をしていきますね!

縦軸が「明度」、横軸が「彩度」を表しています。

縦軸明度から見ていきましょう。「明度」とは、明るさの度合い。一番明るい色は白、一番暗い色は黒です。

一番左側の無彩色(モノトーン)を見てみると、上から順に白から黒へ、だんだんと色が暗くなります。つまり明度が低くなるということです。

同じように、他の色みのある有彩色も、上から順に、明度が高い色から明度の低い色になるように並んでいます。

例えば、p(ペールトーン)は、どの色相も明度の高い色。dkg(ダークグレイッシュトーン)は、どの色相も明度の低い色。

p(ペールトーン)からdkg(ダークグレイッシュトーン)へ、下へ行くにつれて、少しずつ暗くなっていきますね。

色彩検定 トーン パーソナルカラー

横軸彩度です。彩度とは、鮮やかさの度合い。色みの強さ、弱さの度合いのこと。

無彩色軸から、右端のv(ビビッドトーン)に向かっていくにつれ、だんだん色みが強く鮮やかな色になります。つまり彩度が高くなるということです。

例えば、p(ペールトーン)は、どの色相も色みの弱い、彩度の低い色。その右隣のlt(ライトトーン)はpよりも少し色みが強くなり、b(ブライトトーン)はltよりもさらに色みが強くなる。

そして、一番右側にあるv(ビビッドトーン)は、一番色みが強い鮮やかな色です。右に行くにつれて彩度が徐々に高くなります。

また、dkg(ダークグレイッシュトーン)は、どの色相も色みの弱い、彩度の低い色。色みがほぼわからないような、ほどんど黒に近い色です。

そこから、dk(ダークトーン)、dp(ディープトーン)、v(ビビッドトーン)の順に、少しずつ色みが強くなり、鮮やかな色になっていきます。

色彩検定 トーン パーソナルカラー

【3】トーンマップでイメージ表現が自由自在に!

トーンには、各々のトーンのイメージが形容詞で表現されています。

例えば、ビビッドトーンは「さえた」が代表イメージで、「鮮やかな、派手な、いきいきとした、目立つ」といったイメージもあります。

同じトーンであれば、赤や緑や青でも色相に関係なくイメージが共通なので、イメージを手がかりに配色をつくるときに役に立ちます♪

例えば、「フェミニンでロマンチック」なイメージにしたい場合は、ペールトーンを使うと「薄く、淡く、可愛らしい」コーディネートが完成します!

色彩検定 トーン パーソナルカラー

例えば、「元気いっぱいでカジュアル」なイメージにしたい場合は、ビビッドトーンを使うと「鮮やかでいきいきとした」コーディネートが完成します。

このように、トーンのイメージを参考にすると簡単に色選びができて便利ですよね!

色彩検定 トーン パーソナルカラー

【4】まとめ

今回は、【パーソナルカラーの基本・トーンとは?】というテーマで、色彩検定でもとても重要なトーンについてお伝えしました!

トーンとは、「明度」と「彩度」を複合して捉えた概念のことで、同じようなイメージや印象を持つ色のグループです。

トーンがわかると、イメージ表現や配色に便利!これまで、赤や緑、青といった色相で色を選んでいたものに、淡い色、濃い色といったトーンでという色の調子で色を選ぶという選択肢が増えるので、色選びの幅が広がりますね☆

ふわっと可愛くしたいなと思ったときは、ペールトーンを使えば色相は選び放題ですし、自分に注目してほしい、活き活きした印象に見せたいなら、ビビッドトーンを選んでみるといった感じです。

色彩検定 トーン パーソナルカラー

身の回りには、色がたくさんあります。

ぜひトーンを意識しながら選んでみてください。色選びの幅が広がっていきますよ!

【パーソナルカラープロ養成講座】では、色の基本もわかりやすくレクチャーするのでカラー初心者の方でも安心して受講していただけます。

受講前はちょっぴり心配だったけれど、パーソナルカラーの色の特徴や選び方のコツがよくわかって、買い物が楽しくなりました!」とご好評をいただいています^^

パーソナルカラーのご提案をする際にも、トーンは使えるので、ぜひここでしくみを理解しておいてくださいね☆

◆ひろこ先生、トーンについての解説、ありがとうございました☆

同じパーソナルカラータイプでも、より可愛いイメージにしたいのか、より元気にイメージにしたいのかなどの好みは違うので、やはりトーンの考え方を知っておくと、お客様のご要望通りの配色をご提案できますよね^^

色をパッと見たときに、「これは○○トーンだ!」と即わかるように、色を見極める練習をしてみてください!

色彩検定でも、カラーの配色問題がたくさん出題されるので、色のセンスを磨くには最適☆ご興味ある方は受験もお勧めです(大人なら2ヶ月勉強したら受かるのでぜひ!)。

「色彩検定3・2・1級対策講座」も開催しています!ストレート合格の秘訣を知りたい方は下記をご覧ください☆

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