パーソナルカラータイプ別・ベージュのカラーコーディネートの秘訣☆イエローベースだからって全身ベージュコーデはNG!その理由とは?(2022年4月更新)
2022年04月01日 更新日:
◆パーソナルカラータイプ別・ベージュのカラーコーディネートの秘訣☆イエローベースだからって全身ベージュコーデはNG!その理由とは?(2022年4月更新)
カラースクール・インリビングカラー主宰の三浦まゆみです!「パーソナルカラープロ養成講座」、「色彩検定対策講座」などを開催しています♪
私のカラー業界歴が20年以上と長いので、私のところに現役カラーリストさんが相談に来られることもよくあります(^^)以前、こんな質問を受けました。
「まゆみ先生、この間、ショッピング同行に行って、スプリングの人にベージュの洋服を選んでいたんですけど、なんだかパッとしなくって(^^;
スプリングってイエローベースだから、ベージュって似合うはずですよね??」
確かに、ベージュはイエローベースの代表色なので、イエローベースのスプリングタイプに似合う色です。
ただし、1つだけ注意点があります。実は、「全身でベージュを着ると、スプリングの魅力が半減!」するのです。なぜかというと?
そんな話も含め、今回は、パーソナルカラータイプ別・ベージュのカラーコーディネートの秘訣をまとめてみました☆ぜひ、パーソナルカラー提案の参考にしてくださいね♪このような内容です。
パーソナルカラータイプ別・ベージュのカラーコーディネートの秘訣
【1】定番色として欠かせない「ベージュ」のイエベ・ブルベの見分け方のコツ
パーソナルカラー診断をしていて、よく、「イエローベースのベージュとブルーベースのベージュの見分け方がわかりません(泣)」と質問されます。
春先のスプリングコートにもベージュが多いですが、ちょっと色みが違うだけで、似合ったり似合わなかったりするので、実は定番色の中でも色選びが難しい色なんですよね。
色の見分け方のコツですが、イエローベースのベージュは「黄みがかったベージュ」もしくは「緑みがかったベージュ」、ブルーベースのベージュは「赤みがかったベージュ」いわゆる「ピンクベージュ」と覚えておくと選びやすいです^^
ブルーベースというのは、「全体的にブルーみがかった色」のことなのですが、青っぽいベージュはないですよね?ですので、ベージュの場合は「赤っぽい、ピンクっぽいベージュ」を選ぶのが正解です。
◆もっと詳しくイエベ・ブルベのベージュの違いを知りたい方は、「パーソナルカラータイプ別・似合うベージュ選びのポイント ~ブルーベースはベージュが似合わないってホント??~」の記事をご覧ください!
私は、20代の頃にアパレル販売の仕事を2年ほどしていたんですが(横浜の地下街のお店~)、その頃って、そんなにベージュブームじゃなかった気がします。だけど、最近は、「洗練された大人コーディネート」といえば、「ベージュ」は欠かせない色。雑誌でベージュ特集をされるほど!
でも、気を付けないと、ベージュって「肌色」ですからね。肌と同化するような色を選んでしまうと「下着みたい(汗)」に見えたり「え?洋服着てないの?笑」みたいに見えてしまうことも(^_^;)
素敵な大人女子としては、やっぱり「似合うベージュを厳選してカラーコーディネートしたい!」ところです(^^)では、パーソナルカラータイプ別のベージュコーデの秘訣をご紹介していきましょう☆
【2】パーソナルカラー「スプリング」~華やかなベージュコーデで魅力アップ!~
スプリングタイプが似合う色の特徴は、イエローベース・明るく・鮮やかな色です。
スプリングの肌・髪・眼の色素の特徴が、黄みと透明感のある肌、艶やかなブラウンの髪、明るいブラウンのキラキラと輝く瞳なので、その色素にマッチするのが似合う色の特徴です。
◆パーソナルカラータイプ別の色素傾向について知りたい方は、「パーソナルカラータイプ別 “色の特徴、肌・髪・眼の特徴、タレント” のまとめ」をお読みください。
ベージュはそもそも黄みっぽいものが多いので、イエローベースのスプリングタイプには似合いやすい色です。
明るめの黄みがかったアイボリーベージュや、キャメルに近いベージュを選びましょう。スプリングの黄み肌になじみ、顔色の血色をよくして元気に見せてくれます。
ですが、、スプリングタイプがベージュを個性を活かして着こなすには、ちょっと注意が必要でもあります。
なぜならば、ベージュが穏やかな色だから。
スプリングタイプはそもそも鮮やかな色が似合うタイプなので、穏やかなベージュを全身で着てしまうと…地味になってしまうことがあるので、そこが注意ポイントなのです!
スプリングがベージュを着こなすポイントは、アクセントカラーをプラスすることです。
ベージュのコートでも、首元には鮮やかな色のマフラーやストールを加えたり、キレイな色のシャツをポイントにしてもGOOD!
最近は、カラフルな色のボトムもたくさん出ているので、ボトムで華やかな色をプラスしてもGOODです♡
もし色モノに抵抗があれば、スプリングにお似合いのキラキラゴールドのアクセサリーをプラスしてもいいので、とにかく地味にベタッとベージュ1色にしないことが大事!
「華やかにベージュを着こなす!」ことができたら、スプリングの魅力がワンランクアップしますよ♪
【3】パーソナルカラー「オータム」~ベージュ×〇〇色で大人っぽく着こなす!~
オータムタイプが似合う色の特徴は、イエローベース・暗く・穏やかな色です。
オータムの色素傾向の特徴としての、黄みでマットな肌、量が多くてしっかりとしたブラウンの髪、深い焦げ茶の優しい瞳にマッチする色ですね。
黄みで穏やかなベージュはイエローベースで穏やかな色が似合うオータムタイプにバッチリはまる似合う色です。
パーソナルカラーの4タイプの中では、一番似合います(^^)
しっとりと落ち着いた黄みのあるエクリュベージュ、バニラベージュ(バニラアイスのような!)、ブラウンに近いベージュを選びましょう。
オータムの黄みでマットな肌になじみ、優しく包容力のある個性がグッと際立ちます。
オータムはベージュコーディネートが得意なので、ベージュ×ベージュでの全身コーディネートもGOODです!
パッと見、1色に見えるような優しいベージュのグラデーションコーディネートは、色彩検定2級に出てくる「カマイユ配色」という配色ルールに当てはまります。
フランス語で「単色画法」を意味する、一見単色に見えるくらいの優しい色合わせは、オータムの大人っぽいエレガントな雰囲気にもピッタリですね。
ただし!ベージュが似合うオータムタイプにもウィークポイントがあります!
オータムは暗い色が似合うので、明るいベージュだけで全身コーディネートすると、ちょっとぼんやりした印象になることがあります。
特に、肌が褐色、眼も髪も深いブラウンのオータムさんだと、顔の色素が濃いので(いい意味で!ですよ^^)、ベージュだけだと締まらない!(オータムのタレント、RIKACOさんの顔を想像してください~)
そんなときには、同系色のブラウンや黒に近いカーキなどの引き締めカラーを差し色に入れてください。
アクセサリーでもベルトでもバッグでも、濃い色をプラスすることで、オータムの濃い色素とバランスが取れて存在感がアップ!
「ベージュ×濃い色で大人っぽく着こなす!」のがお勧めです☆
【4】パーソナルカラー「サマー」~エレガントで清楚なベージュ美人になる!~
サマータイプが似合う色の特徴は、ブルーベース・明るく・穏やかな色です。
サマーの肌・髪・眼の色素の特徴となる、繊細なピンク肌、柔らかいグレーがかった髪、明るくソフトな瞳にマッチする色ですね。
サマーは、明るく穏やかなベージュは似合うタイプですが、色選びに注意が必要です。
なぜかというと、少しでも黄みっぽいベージュを選ぶと、とたんに肌色が黄ばんだりくすんだりして、あか抜けない印象になるからです。サマーのピンク肌と黄みのベージュってマッチしないんですよね(-_-;)
サマータイプに似合うのは、なんといってもピンクベージュ。黄みではなく赤茶っぽい感じのベージュを選ぶことが大事です。
ブルーベースの茶色って、ココアブラウンという赤茶なんです。それに白をたっぷり足すとピンクベージュになりますから、「赤っぽい茶色を薄くしたベージュ」と覚えてください。
グレージュとか(もともとブルーベースはグレーが得意なので)パープリッシュなベージュもハマります。
ベージュと同じトーン(明るさ)のパステルピンクや水色、ペールラベンダー、シャーベットイエローなどと組み合わせると、サマーの優しさが際立ちます。(色白サマーさんにお勧め!)
そして、一段濃い、オールドローズ、ミディアムブルー、ダスティパープルなどと組み合わせると、サマーの大人コーデもできちゃいますね♪(褐色肌のサマーさんにお勧め!)
サマータイプの方は、「エレガントで清楚なベージュ美人!」を目指してください☆
【5】パーソナルカラー「ウインター」~ベージュだけどスッキリ&メリハリコーデがジャストマッチ!~
ウインタータイプが似合う色の特徴は、ブルーベース・暗く・鮮やかな色です。
ウインターの色素傾向の特徴としての、ハリのあるピンク肌、真っ黒でツヤやかな髪、目力のある強い瞳には、クールであでやかな色がマッチします。
サマーと同じく、ウインターもブルーベースなので、黄みのベージュではなくピンクみがかったベージュを選びましょう。黄みはピンク肌を黄ばませるし、顔色を悪く見せます。
そして、ウインターは、実はベージュはあまり似合う色ではありません。
ベージュは明るくて穏やかな色ですが、ウインターが似合うのは暗くて鮮やかな色。真逆の要素を持っているので、ミスマッチなのです。
ウインターの人がベージュを着ると、なんとなくぼやけた印象になってしまいます。眼も黒いし髪も黒いので、明るすぎて、発色が曖昧でメリハリに欠けるベージュだと、顔の方が目立ちすぎてしまうんですよね(^_^;)
例えば、ウインターの栗山千明さんが全身ベージュを着ているところを想像してみてください。なんだか…物足りなくないですか??
そんなウインタータイプがベージュを個性を活かして着こなすなら!「スッキリ&メリハリコーディネート」が基本です。
例えば、ベージュのコートならインナーは黒にして引き締めたり。あるいは、重たくしたくないのなら、真っ白なシャツを衿元に入れるだけでもOKです。
なによりウインタータイプは、「穏やか=モヤモヤ感」が苦手なので、ベージュと同じく明るい色でもスッキリした白ならOK!
困ったら黒、白、あとネイビーを足す!と覚えておいてくださいね♪
【6】まとめ
パーソナルカラータイプ別のベージュのカラーコーディネートの秘訣はいかがでしたでしょうか?
まずは、イエローベースとブルーベースでベージュの色みが違うので、そこが色選びのポイント!イエローベースは「イエローベージュ」ブルーベースは「ピンクベージュ」を選びましょう。
スプリングとオータムタイプはイエローベースなので、基本的にベージュは得意ですが、スプリングは、華やかな色を1色プラスするとキラキラな個性がより際立ちます☆
オータムは、全身ベージュもOKですが、なんとなくぼけてしまう場合は濃い色で引き締めましょう。
サマーとウインタータイプはブルーベースなので、ベージュはあまり得意ではありません。色を吟味して選ぶことが大事です。
赤茶っぽいミルクココアを薄くしたような、さっぱりスッキリしたベージュを見つけたら!あまり売っていないですから、即GETです(^_-)-☆
ベージュは大人のカラーコーディネートには欠かせない色ですが、パーソナルカラータイプによっては色選びが難しく、一歩間違うと「あか抜けない」雰囲気になることもあるので要注意!
ぜひ吟味して、あなただけのベストカラーコーディネートを見つけてくださいね♪
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◆カラーコンサルタント 三浦まゆみ
◆文部科学省後援AFT色彩検定1級カラーコーディネーター
カラースクール・インリビングカラー主宰。「ビジネスで通用するカラーのプロを育成」をテーマに、【パーソナルカラープロ養成講座】、【色彩検定3・2・1級対策講座】などを開催。
カラー業界経験20年以上。老舗のカラーコンサルティング会社に15年勤めた後に独立。パーソナルカラー診断数は6,000名以上、カラーのプロ育成数は300名を超える。
阪急百貨店、結婚相談所ツヴァイ、大手ガス会社などでのカラー研修やイベント開催、メイクアップ商品のマーケティングカラー戦略、マンションやクリニックなどの建築の塗装カラーアドバイスなど、多岐にわたる分野でカラーコンサルタントして活躍中。
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