「パーソナルカラータイプ別・似合うベージュ選びのポイント」~ブルーベースはベージュが似合わないってホント??~(20220420更新)
2022年04月20日 更新日:
◆「パーソナルカラータイプ別・似合うベージュ選びのポイント」~ブルーベースはベージュが似合わないってホント??~(20220420更新)
カラースクールIn-Living-Color主宰の三浦まゆみです。
先日、【パーソナルカラープロ養成講座】を開講しました!今回は、既にパーソナルカラーリストとして活動準備をされているお二人、そして名古屋から婚活アドバイザーさん、広島からは、なんと一般男性も受講しにいらしてくださいました(^^)/
「第二の人生としてパーソナルカラーリストを目指したい!」「自分と同世代の男性にパーソナルカラー診断したい!」というのが受講された動機です。
そういうのって、すごく素敵ですね~~(≧▽≦)色は洋服だけではなく身の回りのすべてに関わりますから!ぜひ男性にも使いこなしていただきたいし、プロとして活躍していただきたい☆
これから男性のパーソナルカラーリストさんも増えたらいいですよね☆楽しみです♪♪
そして、In-Living-Colorのパーソナルカラープロ養成講座は、既にカラーリストとして活動されている方も受講されているので、プロならではの深い突っ込んだ質問も多いのですが。
コートを買いたくなるこの季節は時に、「ベージュってイエローベースの色だから、ブルーベースの人ってベージュは似合わないんですか?」「似合うベージュを知りたいです!」というベージュに関する質問が増えます~
ということで、今回は、パーソナルカラーのプロでも色選びに悩む!【パーソナルカラー別・似合うベージュの選び方のポイント~ブルーベースはベージュが似合わないってホント??~】というテーマでお届けします☆
今聞けば、バーゲンに十分間に合いますので、必見!!です(^^)/
【パーソナルカラータイプ別・似合うベージュの選び方のポイント】~ブルーベースはベージュが似合わないってホント??~
【1】ベージュの特徴と色彩心理効果~ベージュってそもそもどんな色?~
ベージュというとあなたはどんな色を想像しますか?
一番わかりやすい表現だと、「肌色」でしょうか?人によっては「薄茶色」とか「生成り色」という言い方をする人もいらっしゃるかもしれませんね(^^)
ベージュは白に少しだけ茶色を足したような、こんな色のこと全般を言います。
ベージュとは、「毛織物の未加工状態の色を表す」といわれています。茶褐色系の薄い色。ヒツジの毛の色のイメージかな?かなり白に近いものからブラウンに近いものまで、けっこう該当する色の幅が広いのが特徴です。
ベージュは、「明るくて穏やかな色」です。
ちょっと専門的に、色の三属性で言うと、明度が高くて彩度が低い、色みの強さをおさえた色。色相は、黄みっぽいものからオレンジ、ピンクっぽいものまで、幅が広いです。
◆「色の三属性」とは、色相(色み・色あい)、明度(明るさの度合い)、彩度(鮮やかさの度合い)のこと。色彩検定の勉強では、一番最初に出てくる内容です。
この色の三属性を知ることで、センスのよい配色を理論的にできるようになります^^
ベージュの色彩心理は、人間をリラックスさせてくれる効果が高いこと。これは、機械で計った数値でも証明されています^^
ファッションでのベージュは、やはり見る人の気持ちを和ませてくれる色のイメージ。ベージュを着ていると「優しく」「穏やかな」印象を演出できます。
鮮やかな個性の強い色ではないので、定番色としてどんな色とも組み合わせやすく、配色する色によって雰囲気がガラッと変わるのもベージュの魅力ですね!
さて、そんなファッションには欠かせないベージュですが、パーソナルカラーのイエローベースとブルーベースに分類しようとすると、見分けが難しい色でもあります。
それはなぜでしょうか?
◆パーソナルカラーの色分類について知りたい方は、「パーソナルカラータイプ別「色の特徴、肌・髪・眼の特徴、タレント」のまとめ」をご覧ください。
【2】イエローベースとブルーベースのベージュの違いが見分けにくい理由とは?
イエローベースに似合うベージュとブルーベースに似合うベージュは違います。
「ベージュって黄みっぽい色だから、イエローベースの人には似合うけど、ブルーベースの人には似合わないんじゃないですか?」と、聞かれたりしますが、そんなことはありません。
ブルーベースにも似合う、黄みっぽくないベージュって存在します(^^)
ただし!「イエローベースとブルーベースのベージュが見分けにくい!!」というお悩みはとても多い。そう、ブルーベースに似合うベージュはあることはあるのですが、色を選ぶのが難しいのです(^_^;)
なぜかというと?
ベージュって、鮮やかな色ではないからなんですね。
例えば、パッと見て、発色のよいグリーンだったら、黄みがかった黄緑はイエローベース、青みがかった青緑はブルーベースだって、即見分けられそうですよね?
ところが、ベージュは発色がよくない穏やかな色なので、パッと見て、
「黄みか青みかがかよくわからない(泣)」
「ていうかそもそも青みのベージュってどんな感じ?ベージュって青くないし(-_-;)」
と、わかりにくさ満載!!(笑)
以前、ネイリストさんにパーソナルカラーをお伝えしたことがあるのですが、ネイルの定番でもあるベージュの選別には、最後までかなり苦労されていました。
ネイルカラーのプロにとっても色選びが難しいくらいですから、一般のお客様はもっと迷うと思いませんか?
ですので、パーソナルカラーリストとして、その難しいベージュ選びがしっかり説明できれば、お客様の信頼度はさらにアップしてしまいます^^
ぜひここで、しっかりポイントを押さえてくださいね!
【3】イエローベースの人に似合うベージュの選び方
まずは、【ベージュの色の特徴】を、色の成り立ち(混色してどうつくるか?)から確認していきましょう。
そもそもベージュを絵の具を混ぜてつくるとしたら、こんな感じです。何色と何色を混ぜるかというと?
黄色、オレンジ、赤に白をたくさんと、黒をちょっぴり混ぜるとベージュができます。
白をたくさんとちょっぴりの黒って、要は明るいグレーのことですね。
黄色、オレンジ、赤に、明るいグレーを足すとベージュになります。(ホント??と思う方は、ぜひ一度絵の具を使って混色してみてください)
◆黄色に明るいグレーを足してできたベージュが「イエローベージュ」。イエローベースの人に似合うベージュです。
代表的なところでいうとバーバリーのトレンチコートのあの黄色っぽいベージュのことです。
後は、アウトドア系のブランドだと黄みのベージュのアイテムはすごく多い。ナチュラルなイメージには、黄みのベージュは欠かせないのです。同じくイエローベースのコーヒーブラウンやカーキとも相性がよいですしね♪
スプリングとオータムタイプには、このイエローベースの黄みがかったベージュが似合います(^-^)
ベージュはそもそも黄みっぽいものが多いので、スプリングやオータムタイプの人は得意な色です。
定番色(着回しの効くベーシックな色)としては、グレーやネイビーよりもベージュやブラウンがお勧め!黄み肌と調和して自然体の魅力を発揮できます。
逆にグレーやネイビーは寂しそうに見えたり、堅い印象に見えたりするので注意してくださいね!
【4】ブルーベースの人に似合うベージュの選び方
◆赤に明るいグレーを足してできたベージュが「ピンクベージュ」。ブルーベースの人に似合うベージュです。
黄みを感じさせないスッキリしたベージュ。こちらは、ブルーベースのサマーやウインタータイプに似合う色です。
ブルーベース、と言いながら、青っぽいベージュというのは存在しないので、ベージュの場合は、赤茶っぽいベージュと覚えておくといいですね。
とにかく黄みがあるとサマーやウインターのピンク肌をくすませるので注意してください。
こちらはエレガント系ブランドのお店に行くと見つかります。同じくブルーベースのローズピンクやラベンダーなどと相性がよいのでコーディネートしやすいので揃っているんです^^
私はナチュラルビューティーの洋服が好きなのですが、ここもサマーの私に似合うベージュがよく売っているので助かっています♡
【5】まとめ
今回は、パーソナルカラーリストさんから一般の方まで、すごくよく質問される【パーソナルカラータイプ別・似合うベージュ選びのポイント~ブルーベースはベージュが似合わないってホント??~】というテーマで色の解説をしてみました(^^)
ベージュは「穏やかな色」の代表色で、人の気持ちをリラックスさせてくれる色彩心理効果があります。
あまり主張する色ではないので、他の色とも組み合わせしやすいし、洗練されたイメージも演出できるので、ファッションでも欠かすことのできない定番色ですね。
ただし、その穏やかな色だからこそ!パーソナルカラーのイエローベースとブルーベースの違いが見分けにくい困った色でもあります。
でも、少しの色みの違いで顔色が変化して、似合う似合わないがハッキリ出る色でもあるので、ぜひこだわって選んでみてください。
イエローベースの人が似合うのは、黄みがかったイエローベージュ。そして、ブルーベースの人が似合うのは、赤茶を薄くしたピンクベージュです。
ブルーベースだからといって、青っぽいベージュというのはないので、赤み、ピンクみのベージュ、と覚えてくださいね☆
◆パーソナルカラータイプ別のベージュの選び方をもっと詳しく知りたい!という方は、「パーソナルカラータイプ別・ベージュのカラーコーディネートの秘訣☆イエローベースだからって全身ベージュコーデはNG!その理由とは?」をご覧ください☆
◆パーソナルカラーリストの皆さまへ
パーソナルカラー診断力を上げるには、そもそものドレープや洋服の色の特徴を理論的につかむことが大切です。
今、ここにあるベージュがイエローベースなのかブルーベースなのかがわからないと、
「イエローベースのベージュが似合うからスプリングかオータムタイプかな?」
「イエローベースのベージュが似合わないからサマーかウインタータイプかも?」
といった判断がつきませんよね?
ぜひ、ベージュがお店にたくさんある今の時期に、ベージュのパーソナルカラー分類をする訓練をしてみてくださいね!
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◆カラーコンサルタント 三浦まゆみ
◆文部科学省後援AFT色彩検定1級カラーコーディネーター
カラースクール・インリビングカラー主宰。「ビジネスで通用するカラーのプロを育成」をテーマに、【パーソナルカラープロ養成講座】、【色彩検定3・2・1級対策講座】などを開催。
カラー業界経験20年以上。老舗のカラーコンサルティング会社に15年勤めた後に独立。パーソナルカラー診断数は6,000名以上、カラーのプロ育成数は300名を超える。
阪急百貨店、結婚相談所ツヴァイ、大手ガス会社などでのカラー研修やイベント開催、メイクアップ商品のマーケティングカラー戦略、マンションやクリニックなどの建築の塗装カラーアドバイスなど、多岐にわたる分野でカラーコンサルタントして活躍中。
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