日本人に多いパーソナルカラーシーズンを見分けるコツとは?(2022年8月9日更新)
2022年08月09日 更新日:
◆日本人に多いパーソナルカラーシーズンを見分けるコツとは?(2022年5月更新)
カラースクール・インリビングカラー主宰の三浦まゆみです。
パーソナルカラー診断のお客様からも、パーソナルカラープロ養成講座の生徒さんからもよく聞かれる質問。
「日本人に多いパーソナルカラーって何ですか?」
これ、ネットの情報では、意見が分かれるところなので、興味がある方が多いかもしれませんね。
今回は、私の20年以上のカラー経験をもとに、日本人に多いパーソナルカラーの分析結果と、そのシーズンが多いからこそ診断に迷うポイント&解消法をお伝えします。
パーソナルカラーリストの方には、「迷ったらそこを見ればいいんですね!」と言っていただけるはず。ぜひご一読ください☆
日本人に多いパーソナルカラーシーズンを見分けるコツとは?
【1】日本人に多いパーソナルカラーシーズンとは?
【パーソナルカラープロ養成講座】の卒業生さんたちから 度々聞かれる質問がこちら。
「先生、パーソナルカラー診断するとサマーばかりなのですが… 私の診断、間違っていないでしょうか?」
その気持ち、よくわかります。私もパーソナルカラー診断を始めたばかりの頃、同じことを思いました。
でも、安心してください!日本人に一番多いパーソナルカラーはサマーなので、出会う確率が必然的に高いのです。
ときどき、グループレッスンを開催すると参加者が全員サマーで「みんな同じだ~!」と盛り上がることがあるくらい(笑)
◆サマーってどんなタイプ?という方は、「これだけは知っておきたい!パーソナルカラーの基本」をご覧ください。
ただ、厳密には、私がやっているパーソナルカラーの診断の手法だと「日本人にはサマーが多い」というのが正しい言い方です。
アメリカから日本にパーソナルカラー診断が入ってきて既に30年。最初は同じ診断方法だったものにアレンジが加えられ、今はお花の流派のようにさまざまな診断手法があります(16タイプや8タイプなども)。
ですので、流派によっては「日本人にはオータムが多い」という意見もあります。どちらが正しい正しくないではなく診断方法の違いによって結果が変わることがあるということです。
話を戻しますが、私の20年以上のパーソナルカラー診断の経験則によるとあきらかにサマータイプが多い。そして、サマーが多いからこそ、診断に迷うケースもあるのです。
【2】日本人に多いからこそ迷う!パーソナルカラーがわかりにくい人の特徴
「日本人に多いのはサマー」と一口に言っても、 人によって似合う色の幅はさまざまです。
なぜなら、同じサマーの人でも、肌・髪・眼の色素(色や質感)は、少しずつ違うから。
そこがパーソナルカラー診断に迷うポイントなのです。
「パーソナルカラー診断がわかりにくい…」とカラーリストさんから相談されるときに特に多いのは、サマーとスプリングの見極めです。
「サマータイプだと思ったのに、 色によってはスプリングも似合うので診断に迷います…」
ありますね、こういうパターン。私もこのサマーとスプリングの見極めの難しさには昔、かなり苦労しました。
◆特に、パッと見た感じ、黄み肌なのかピンク肌なのかよりも色の白さが際立っているタイプ(色が白いと色みがわかりにくいことがあります)。
◆髪の毛がストレートでけっこうツヤがあるように見える。眼がすごく明るくて茶色い。
こういう色素傾向の方は、パーソナルカラー診断が難しいです。タレントさんでいうと、井川遥さん、広末涼子さん、宮沢りえさんなど。ネット上のシーズン予想でも意見が分かれていませんか?
「色が白いし、品のいい感じだから第一印象はサマー予想!ドレープをあててもやっぱりサマーのパステルカラーが似合う!でも、あれ?色によってはスプリングも似合うんですけど…」
となると、やはり混乱しますよね。
ここで大事なのは「色によって」ということ。ぜひ、よくわからないからとあきらめずに、「どんな色が似合うのか?」「どんな色が似合わないのか?」を詳しく分析してみてください。分析したら、必ず答えは出ます。
【3】これだけは知っておきたい!ドレープの色比較のポイント
では、これから、「第一印象ではサマーだと思ったのに、ドレープをあてたらスプリングも似合うかも?」と迷ってしまった場合の似合う色の見極めのポイントをご紹介していきますね。
例えば、スプリングの中でも、「 南国の海の色、アクアブルー 」「 鮮やかなマリンブルー 」「 明るいブライトトーンくらいのすみれ色」「 明るめのグレー 」 の「色だけ」が似合うなら、この人はサマータイプでOKです☆
なぜなら、今挙げた色は、スプリングの中でもサマーに近い色だから似合っただけ。 サマータイプは、基本的には 穏やかな色が似合うのですが、 ときどき、少し鮮やかな色も似合うサマータイプもいるのです。
さらに言うと、 スプリングと迷うサマーの人は、 今挙げた「アクアブルー」「マリンブルー 」「明るめのすみれ色」「明るいグレー」はけっこう似合いますが、「イエローグリーン」「鮮やかなオレンジ」「朱赤」「黄みの強いキャメル 」は、顔が黄ばみます。
なぜかというと、 肌がブルーベースのピンク肌だから。 綾瀬はるかさんが 派手なオレンジの口紅を塗ったら 口だけ目立ちますよね? ピンク肌のサマータイプだから 黄みがなじまないのです。
パーソナルカラーは、 肌・髪・眼の色素に似ている色のこと。つまり、オークル肌(黄みの肌)の人でないと、 黄みの強い色はなじまないのです。
逆に、スプリングタイプだと、 「イエローグリーン」「鮮やかなオレンジ」「朱赤」「黄みの強いキャメル」の色をあてると、血色がよく健康的に生き生きとした表情に見えます。
石原さとみさんが オレンジリップをしているとかわいく見えるのは、イエローベースの黄み肌のスプリングタイプだからですね☆
スプリングとサマーで迷ったら、肌色のチェックを忘れずに! ピンク肌で黄みを感じないようだったら、少々スプリングのブルーベース寄りの鮮やかな色が似合ったとしても 診断結果はサマーでOKです♪
【4】まとめ
今回は、【日本人に多いパーソナルカラーシーズンを見分けるコツとは?】というテーマでした。
日本人に多いのは、ダントツにサマータイプ。涼しげなパステルカラーが似合う人が多いということですね!
ただし、サマータイプが多いだけに、その肌・髪・眼の色素傾向も幅広い。それがパーソナルカラーリストを悩ませる原因になっています。
特に「第一印象でサマーだと思ったのに、スプリングのドレープをあてたら似合う色もあって迷う…」ということが多いので、その時には、焦らず、スプリングのどの色が似合うのか?どの色が似合わないのか?を分析すること。
サマーと近いスプリングの色だけが似合うなら、その人はサマーでOK☆
さらに、肌色に黄みがなくピンク肌であれば、かなりサマーである確率は高いです。しっかり色素チェックをすることで、パーソナルカラーの見極めができるようになります!
◆追伸
記事の途中で名前を挙げた、井川遥さん、広末涼子さん、宮沢りえさんは、私のパーソナルカラー分析だと、1番似合うタイプがサマー、2番目がスプリングです。
鮮やかめな色は似合うと思うのですが、肌がピンク系なのでブルーベースの色の方がスッキリなじむと思います。
もちろん、これは実際にお会いしていない写真判定ですし、私の診断手法での結果というところですが。ご参考まで^^
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◆カラーコンサルタント 三浦まゆみ
◆文部科学省後援AFT色彩検定1級カラーコーディネーター
カラースクール・インリビングカラー主宰。「ビジネスで通用するカラーのプロを育成」をテーマに、【パーソナルカラープロ養成講座】、【色彩検定3・2・1級対策講座】などを開催。
カラー業界経験20年以上。老舗のカラーコンサルティング会社に15年勤めた後に独立。パーソナルカラー診断数は6,000名以上、カラーのプロ育成数は300名を超える。
阪急百貨店、結婚相談所ツヴァイ、大手ガス会社などでのカラー研修やイベント開催、メイクアップ商品のマーケティングカラー戦略、マンションやクリニックなどの建築の塗装カラーアドバイスなど、多岐にわたる分野でカラーコンサルタントして活躍中。
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