fbpx

なぜパーソナルカラーの診断結果がスクールによって違うのか?診断がバラバラになる3つの理由(2022年5月更新)

2022年05月15日    更新日:

◆なぜパーソナルカラーの診断結果がスクールによって違うのか?診断がバラバラになる3つの理由(2022年5月更新)

カラースクールインリビングカラー主宰の三浦まゆみです。「パーソナルカラープロ養成講座」、「色彩検定対策講座」などを主催しています^^

「昔、受けたパーソナルカラー診断ではオータムという結果だったのですが、この間、他の診断を受けたらサマーだったんです…どっちが本当でしょうか?」

といった、「パーソナルカラーって診断する人によってシーズンが違うのはなぜ?」という質問を、お客様や生徒さんからよくいただきます。

確かに!「パーソナルカラーは一生変わらない」と言われているのに、バラバラのカラー診断結果になるのは不思議ですよね?

パーソナルカラードレープ

ということで今回は、そんな疑問にお答えできるよう、「パーソナルカラー診断の結果がなぜスクールによって違うのか?」その理由を解説していきます^^

私がカラー業界歴20年以上と長いので、インリビングカラーの「パーソナルカラープロ養成講座」には他のスクールで学ばれたカラーリストさんがブラッシュアップのために再受講されることも多いのです。

その結果、私がどんどん他のスクールのパーソナルカラー診断のやり方にも妙に詳しくなりまして(笑)ですので、今回の内容はけっこう信憑性が高い情報です☆

なぜパーソナルカラーの診断結果がスクールによって違うのか?診断がバラバラになる3つの理由

【1】カラー診断結果が違う理由❶ パーソナルカラーの「流派」の違い

もともとは、アメリカで有名人のイメージ戦略として活用されていたパーソナルカラーが日本に入ってきてもう30年以上経ちます。(ニクソン大統領とケネディ大統領のテレビ討論会のビジュアル戦略の話は有名ですよね?)

当初は、そのメソッドを学んだカラーリストの先生方が、習った通りにパーソナルカラー診断を行っていましたが、だんだんとお花の流派のように、さまざまなアレンジが加わっていきました。

そう、パーソナルカラーの診断結果がスクールによって違う理由の1つめは、「パーソナルカラーの診断手法が違う」ということなのです。

例えば、今、私が【パーソナルカラープロ養成講座】で教えている手法だと肌・髪・眼の色素チェックをして、それだけでも、パーソナルカラー診断の結果を出すことができます。(慣れれば、3分で診断できます^^)

*同じ日本人でも、肌の色はけっこう違います。手のひらの色を比べて見てもさまざまですよね?

パーソナルカラー診断肌色の違い

でも、この色素チェックを全くしないスクールもあります。

◆パーソナルカラー診断の基本について知りたい方は、「これだけは知っておきたい!パーソナルカラー(似合う色)の基本」もご覧ください。

また、パーソナルカラープロ養成講座の中では、色素チェックの後に、「本当にその診断結果が正しいか?」をドレーピングで確かめるのですが、そのときには、スプリング・サマー・オータム・ウインターのドレープを全てあてて、顔映りを確認していきます。

でも、スクールによっては、お客様の見た目だけで、イエローベースかブルーベースかを予想して。

イエローベースだと思えば、イエローベースのスプリングとオータムのドレープだけあてて確認する。ブルーベースだと思えば、ブルーベースのサマーとウインターのドレープだけをあてて確認する。

という手法もあります。

パーソナルカラー診断が違う結果になる理由

他にも、いろいろな手法があります。例えば…

◆最初にゴールドシルバーのドレープをあてて、ゴールドがよければイエローベース、シルバーがよければブルーベースとする

◆腕にオークル系のファンデーションピンク系のファンデーションをのせて、オークルがなじめばイエローベース、ピンクがなじめばブルーベースとする

◆普段、メイクをして洋服を着るからメイクはしたまま診断する

◆パーソナルカラーの4シーズン別に性格が違うので、性格チェックもして、診断結果に反映させる

メイクをしたままパーソナルカラー診断する

など、いろいろな手法があるのです。

今回は、この個々の手法についてのメリット・デメリットは書きませんが、要は、「手法が違えば、パーソナルカラーの診断結果も違いますよね?」ということをお伝えしたかったのです。

ですので、あなたがもし2ヶ所でパーソナルカラー診断を受けたとして、その2つのスクールの手法が違えば結果が「オータム」になったり「サマー」になったりと、変わってしまうということもあり得る話なのです。

【2】カラー診断結果が違う理由❷ 「似合う色の判断基準」の違い

スクールによって「パーソナルカラー診断の判断基準が違う」ということも、よくあります。

例えば、インリビングカラーのパーソナルカラープロ養成講座のメソッドだと、「肌・髪・眼の色素に似ている色が
その人に似合う色」と、定義づけしています。

例えば、肌の色素の特徴だけで説明すると。

◆オークル系の黄みの肌だと、イエローベースの色が似合う。ピンク系の肌だと、ブルーベースの色が似合う。

眼の色素の特徴だけで説明すると。

◆眼が明るいと、明るい色が似合う。眼が暗いと、暗い色が似合う。

といった具合いです。

パーソナルカラー診断結果がバラバラな理由

ですが、別の判断基準のスクールもあります。よく聞くケースがこちら。

ピンク肌の人がサマーの色をあてると色が白くなりすぎてしまうから、「スプリングの色にして、少し赤みが肌に出た方がよい」ということで、ピンク肌でも、スプリングと診断されることがあります。

要は、

◆顔になじむ色を似合うとするのか

◆顔色に赤みが指す色を似合う色とするのか

というパーソナルカラー診断の似合う色の判断基準の違いですね。

もっとスクールでの詳細な似合う色の定義はあると思いますが。文章で説明するのに限界があるので、あえてざっくりと書かせていただきました。ニュアンスが伝われば、嬉しいです(^^)

【3】カラー診断結果が違う理由❸ パーソナルカラーの「ドレープの色」の違い

なぜスクールによって診断結果が違うのか?の3つめの理由、それは、カラーリストが使っている「ドレープの分類方法が違う」ということです。

今、インリビングカラーのパーソナルカラープロ養成講座には、他のスクールで一度学ばれた方が、「さらに色素チェックの勉強をしてパーソナルカラーの診断力を強化したい!」という希望で、もう一度学びにいらしています。

現在、講座の1クラスの定員は4名なのですが(個別対応をしっかりしたいので少人数制です)、そのうち3名が現役カラーリスト、ということも珍しくありません。

パーソナルカラープロ養成講座

そういう状況で、参加者の皆さんがお使いのドレープを拝見すると、カラーバリエーションは実にさまざまです。色の数、色の種類、素材、大きさ、など、本当にいろいろなものがあります。(いろいろなドレープを見せていただいたおかげで、カラー業界事情に詳しくなっちゃいました笑)

ドレープのせいでパーソナルカラー診断結果が違う

ドレープは、カラースクールのメソッドに合わせて、オリジナルで色を選び、分類しているところがほとんどです。

インリビングカラーの講座でも、パーソナルカラー診断に使っているドレープは、やはりオリジナルです(^^)

ということで、そのドレープの色分類が違うことで、パーソナルカラーの診断結果が変わることがあるのです。

例えば、

◆「明るい色」が多いオータムのドレープを使っている場合

パーソナルカラーオータムの色

本来のオータムタイプは、「イエローベースで暗くて穏やか」な色が似合うというのが基本です。暗い色が似合わないオータムさんは、ほぼいません。(今のところ、見たことないです!)

でも、このドレープで診断すると、ドレープでオータムが似合うから(明るい色のところ)「この人はオータムだ!」という判断になる可能性があるということです。

他にも

◆「アイシーカラー」が入っているウインターのドレープを使っている場合

パーソナルカラーウインターの色

アイシーカラーというのは、サマーのようなソフトなパステルではなく、もっとスッキリした薄い色のことです。(ほぼ白に近いけど、ちょっと色みがあるクリアで濁りみのない色)

ウインターの色は、「ブルーベースで暗くて鮮やか」ですが、こういった色だけだと、「すごく強い色ばかりなので、コーディネートが難しい(泣)」ということで、合わせやすいアイシーカラーを加えたのです。

でも、このアイシーカラーは、あくまでもカラーコーディネート用なので、「このアイシーカラーが似合うからウインターだ!」という判断をするのは間違い

だって、ウインターの他の色が似合わなくて、アイシーカラーだけ似合うなら、「明るい色が似合う」ってことですよね?

明るい色が似合うタイプであれば、ウインターではなく、スプリングとサマーですからね(^_^;)

もちろん、このアイシーカラーの扱いについて、各スクールで説明はあると思うのですが、最近よく「アイシーカラーが入っている理由がわからないんです…」と、質問されるので、今回、書いておきました(^^)

◆パーソナルカラーの色分類について詳しく知りたい方は、「パーソナルカラータイプ別色の特徴、肌・髪・眼の特徴、タレントのまとめ」の記事をごらんください。

【4】まとめ ~パーソナルカラーリストなら知っておきたい!他と診断結果が違ったときの対処法~

今回は、【なぜパーソナルカラーの診断結果がスクールによって違うのか? 診断がバラバラになる3つの理由についてまとめました。

パーソナルカラーが日本に入ってきて、もう30年以上が経ち、さまざまなパーソナルカラー診断の手法、判断基準ができ、そしてドレープの種類も増えました。

そんな「カラースクールによる考え方の違いで、パーソナルカラーの診断結果が変わってしまうことがある」ということをご理解いただけましたでしょうか?

これからパーソナルカラー診断を受ける方のスクール選びの参考に、そして、既に他でパーソナルカラー診断を受けて結果が違って「なぜ??」と疑問に思われている方のお役に立てば幸いです(^^)

パーソナルカラープロ養成講座

◆パーソナルカラーリストの皆さまへ

最近、雑誌ですごく取り上げられているので、パーソナルカラー診断が大注目されています。(この間、NHKでもやっていましたよね!)

それだけに、いろいろな情報を集めてからパーソナルカラー診断にいらっしゃるお客様も多くなりました。そして、2度目、3度目のパーソナルカラー診断を受ける、というお客様も増えてきました。

そのときに、診断結果が同じならよいですが、違うこともありますよね(^_^;)そのときには、カラーリストとして、パーソナルカラーの診断結果が違った理由を明確に説明できることが大切です。

パーソナルカラーの手法や判断基準やドレープの分類方法がスクールによって違うんですよ。とお伝えた上で、「私のやり方は、~~なんです。」ときちんと言えたら、「この人、プロだ!!」と、ますます信頼してもらえるはずです(^_-)-☆

パーソナルカラードレープ

◆ちょっと大事な追伸

「手法や判断基準やドレープの分類方法がスクールによって違うんですよね」と、お伝えするときには、他を否定しない方がいいです。

「お客様が選んで受けたものを否定するのは、お客様もいい気分がしない」というのもありますが、何よりも、「自分のところだけが正しい」とも限らないからです。

考え方の違いで、診断結果が違うだけですからね。

どっちがいい悪いではなく、「いろいろあるんですよ」という事実だけをお客様にお伝えしてください。だって、事実を客観的に捉えられるカラーリストの方が、信頼されると思いませんか?

パーソナルカラーリスト三浦まゆみ

多くのパーソナルカラーリストの皆さまは、ご自身が習ったスクールのやり方でパーソナルカラー診断をして、同じスクールの方と情報交換しながらお仕事をされていることと思います。「他の流派のカラーリストさんと診断について深く話す機会はほとんどない」とよく聞きます。

私のような「どのパーソナルカラーの流派でもOK」「パーソナルカラーの診断手法やドレープが違ってもOK」という受け入れ体制でカラースクールをしているところは、あまりないと思います。

でも、だからこそ、さまざまな手法や考え方を知る機会に恵まれたので、今回の記事を書かせていただきました。

「カラーの業界事情を正確に知る」ということは、とても大事なことです。

他のスクールはこのような診断をしている。そんな中、「私はここにこだわってパーソナルカラー診断をしている」とハッキリ言える人は、自分の立ち位置がハッキリしている人です。

もし私がお客様なら、そんなプロ意識のある人からパーソナルカラー診断を受けたい!と思います(^^)

◆この記事よりもさらに深いパーソナルカラー診断力&提案力アップのコツを知りたい方は、無料のメールマガジンもご覧ください♪

他では聞けない、パーソナルカラー診断が難しいモデルの解説も配信中!

「他のは読まなくてもまゆみ先生のメルマガはつい読んじゃう!」「届くたびにノートにまとめて勉強しています!」「こんなノウハウ無料で教えちゃっていいんですか??」など嬉しいご感想をいただいています☆

メルマガ登録【パーソナルカラーのプロになる秘訣・登録フォーム】からどうぞ!

カラーコンサルタント 三浦まゆみ

パーソナルカラーリスト三浦まゆみ

◆文部科学省後援AFT色彩検定1級カラーコーディネーター

カラースクール・インリビングカラー主宰。「ビジネスで通用するカラーのプロを育成」をテーマに、【パーソナルカラープロ養成講座】【色彩検定3・2・1級対策講座】などを開催。

カラー業界経験20年以上。老舗のカラーコンサルティング会社に15年勤めた後に独立。パーソナルカラー診断数は6,000名以上、カラーのプロ育成数300名を超える。

阪急百貨店、結婚相談所ツヴァイ、大手ガス会社などでのカラー研修イベント開催メイクアップ商品マーケティングカラー戦略、マンションやクリニックなどの建築の塗装カラーアドバイスなど、多岐にわたる分野でカラーコンサルタントして活躍中。

◇詳しいプロフィールはこちら

◆関連記事

ページトップへ