パーソナルカラーがわかりにくい人の診断のコツ!10代・20代の若い世代編
2021年07月02日
◆パーソナルカラーがわかりにくい人の診断のコツ!10代・20代の若い世代編 カラーコンサルタントの三浦まゆみです。パーソナルカラーのプロ養成、色彩検定対策講座などを行うカラースクールIn-Living-Colorを主宰しています☆ 先日、3分でパーソナルカラー診断できる技術が2日間で身に付く!【パーソナルカラープロ養成短期集中講座】のオンラインクラスを開催しました☆ 兵庫県、奈良県からのご参加!遠方でも気軽に受講できるのがオンラインのいいところですね♪ *写真は、参加者さんと、最終日にモデルで入ってくださったメイクのプロ、鈴木れいこ先生^^ 「パーソナルカラー診断の技術がオンラインで学べるの?」とびっくりされますが、リアルで顔色の変化を確認する代わりに、モデルさんにドレープをあてて撮影した写真を使って解説するので、対面講座と同じように技術を習得できます☆ 今回は、そんな【パーソナルカラープロ養成・オンライン講座】でいただいたご質問の解答の一部を、ブログでシェアさせていただきます!こんな内容です♪ 【1】10代・20代の若い世代のパーソナルカラー診断がわかりにくい理由とは? 【2】若い人のパーソナルカラーを誤診しないための3つのポイント! ❶若いと〇〇があるからスプリングと誤診しやすい! ❷日本人には似合わない「あの色」が似合って見えるので要注意! ❸特に就活前のパーソナルカラー診断で誤診しやすいポイント☆ 【3】まとめ~若い世代のパーソナルカラー診断で気を付けてほしいこと!~ 私はカラー業界歴20年以上になりますが、最初に勤めていたカラーの会社にいたときには、専門学校にも教えに行っていました^^ 美容学校の生徒や、アパレルに就職希望のファッションビジネス専攻の生徒、後はブライダル系の専門学校での授業です。 そんな10代後半~20代前半の学生を対象に授業でパーソナルカラー診断をすると、見事に難しい(^-^; なぜかというと…まだ若いので肌がキレイだから! パーソナルカラーと肌のキレイさって実はリンクしていて、「肌がキレイなほど似合う色の幅が広くなる」という法則があるのです。 よくお客様からも「若い時は赤が似合うと思って着ていたけど、歳を重ねたらなんだか色が強い気がして赤が着れないんです…」と言われるのですが。 これは、若い時はお肌のキレイさで少々似合わない色が勢いで着れていた、ということなんですね。 ですので、10代、20代の若い人は肌がキレイな分、パーソナルカラー診断がわかりにくいということ! ご本人にとっては嬉しいことですが、診断に迷うのでカラーリスト泣かせです(-_-;) では、そんなパーソナルカラーがわかりにくい10代、20代の若い人の診断をするときに誤診しないためのポイントを解説していきますね☆ パーソナルカラー(似合う色)の決め手は、肌・髪・眼の色素(色や質感)で、その人の色素に似ている色が似合う色です。 ◆パーソナルカラーの基本が知りたい方は「これだけは知っておきたい!パーソナルカラーの基本」をご覧ください! その色素と似合う色の関係で言うと、「ツヤがある人は鮮やかな色が似合う」のですが、若い人って肌に張りがあるので、みんなツヤ肌に見えやすい… これが、誤診しやすいポイントなのです(^^;) 例えば、パステルカラーが似合うサマータイプは、本来の肌質はピンク肌でパウダリーで繊細、という特徴があります。 ですが、若いと肌に張りがあるのでちょっとつやっぽく見えたりする。そうなると、「あれ?パステルカラーじゃなくてもっと鮮やかなスプリングの色の方が似合うのかな??」と迷いやすいんですね。 私もかつて専門学校で授業をしていたときにスプリングとサマーで悩んだ記憶が多々(汗) ◇サマーとスプリングの色の違いはこんな感じです! では、サマーとスプリングで迷ったときのパーソナルカラーの見極めポイントとは? ドレーピングしてみて、キャンディピンク、バイオレット、マリンブルーのようなスプリングの中でもあまり黄みのない鮮やかな色だけ似合う場合は、サマータイプかもしれません。 (肌に張りがあると、本来のサマーよりも鮮やかな色が似合いやすいから、ブルーベース寄りのスプリングの色が似合って見えちゃう) ですので、この3色だけで判断せずに、アプリコット、レタスグリーン、アクアブルーといったもっと黄みが強いスプリングの色も似合うかどうか、確かめてみてください。 ここまで黄みの強い色が似合えば、その人はスプリングでOKです! (と、同時に、肌色に黄みがあるかも確認しましょう。肌に黄みが全くないスプリングはいませんから^^) あの色とは…「黒」のことです! 日本人は、パーソナルカラーのサマーやスプリングといった明るい色が似合う人が圧倒的に多いです。 外国の人と比べて、日本人は肌が薄くて繊細といわれていて、肌が薄いとオータムやウインターのような暗い色をあてたときに、顔に影が入りやすい…そうなるとげっそりと疲れて見えるのです(-_-;) なので、暗い色の代表である「黒」は、日本人には似合わない人が多いはずなのですが! 明るい色が似合うはずのスプリングやサマーの人でも、若いと「黒」が似合って見えることがあるんです! 若いと肌の張りがあるので黒の強さに負けない感じがして、似合って見えてしまうという…これ、カラーリストが若い人のパーソナルカラー診断に迷う要因の1つです。 では、本当に黒が似合うかどうかを見極めるポイントとは? ドレーピングでの色の見え方だけで決めないことが大事!必ず、肌・髪・眼の色素チェックもしっかりやりましょう!(パーソナルカラーの根拠は色素ですから^^) 黒が似合う人は、肌が厚くて、髪が多くて、眼が暗いという特徴があります。このうち、全部でなくても2つ以上あてはまっていないと黒は似合わないはず。 もし、「肌も薄くて髪も少ないけど黒が似合う気がする…」というときには、「ホントに??」と疑ってもう一度しっかり確認しましょう。 引きの目線で見て、顔と黒いドレープが同じくらいの比率で前に出て見えるなら、似合う色でOK! ◇例えば、こちらの黒木メイサさんはウインター。黒が似合う見え方です☆ ですが、黒だけ目立って見えてしまって、顔の印象が目立たない、後ろに引っ込んで見えるようなら、黒が強すぎて顔となじまないということ。これは似合わない見え方です! ◇例えば、こちらの石田ゆり子さんはサマーなので、黒が似合わない見え方。黒が強くて顔の方が引っ込んで見えます! 就職活動前の学生って、パーソナルカラーを間違いやすいときがあります。それは何が原因かというと? 髪の色を黒く染め直しているからなんです! 今は、学生でもほとんどが髪をカラーリングしていますよね?でも、さすがに就活前は茶髪バリバリで面接に行くわけにいかないので、黒くするのですが… パーソナルカラー診断時、まさか黒く染めているとは思わないのでそのまま色素チェックしてしまった結果、「黒=ブルーベースのウインター」と間違えてしまうことがあるので注意が必要! 地毛は本当は茶色っぽいかもしれないのに、真っ黒な髪としてしまったら、パーソナルカラーを誤診する可能性大!危険です~(;^_^A では、髪が黒かったらどうしたらいいかというと? まずは、「カラーリングしていますか?」と必ず確認すること。 それから、髪だけではなく肌・眼の色素もチェックしましょう。 たとえ髪が黒かったとしても、肌が黄みっぽいとか眼がすごく茶色いといった要素があればその人はイエローベースかもしれません。 もしくは、髪が黒くてもマットな感じで、肌の質感もパウダリー、眼も優しければ、同じブルーベースでも柔らかい色が似合うサマータイプかもしれません。 パーソナルカラーは、肌・髪・眼の色素の総合バランスで決まります。髪の色だけで思い込まずに、しっかりすべての色素を確認する。これが大事です! 今回は、「パーソナルカラーがわかりにくい人の診断のコツ!10代・20代の若い世代編」というテーマでお届けしましたがいかがでしたか? 若いと肌がピンッと張っていてキレイなので、鮮やかな色が似合っていそうに見えるし似合う色の幅も広い(黒も勢いで着れちゃう!)ので、パーソナルカラー診断がわかりにくいケースが多々あります。 そんなときには、ドレーピングの顔映りだけで判断せずに、必ず肌・髪・眼の色素チェックもしてみて、そのシーズンの特徴にあてはまっているのか?しっかり確認していきましょう(カラーリングの有無もしっかりチェックして!)。 どうしてもドレーピングだけだと、照明環境や自分の感覚に引っ張られやすいので、客観的にチェックできる「色素」でダブルチェックできるとパーソナルカラー診断の精度がアップします。ぜひ、やってみてくださいね☆ ◆肌・髪・眼の色素チェックの方法を学べば、3分でパーソナルカラー診断できるようになります!ご興味ある方は【パーソナルカラープロ養成2日間短期集中講座】をご覧ください☆(オンライン講座もあります^^) ◆関連記事 ◇わかりやすいパーソナルカラー診断の決め手は肌色の見極め!40代以上のパーソナルカラー診断の注意ポイントパーソナルカラーがわかりにくい人の診断のコツ!10代・20代の若い世代編
パーソナルカラーがわかりにくい人の診断のコツ!10代・20代の若い世代編
【1】10代・20代の若い世代のパーソナルカラー診断がわかりにくい理由とは?
【2】若い人のパーソナルカラーを誤診しないための3つのポイント!
❶若いと〇〇があるからスプリングと誤診しやすい!
❷日本人には似合わない「あの色」が似合って見えるので要注意!
❸特に就活前のパーソナルカラー診断で誤診しやすいポイント☆
【3】まとめ~若い世代のパーソナルカラー診断で気を付けてほしいこと!~